2026年11月2日に発足した防災庁は、国民に対して災害への備えを求める「緊急要請」を出しました。
防災庁は、水や食料、非常用トイレなどについて、最低3日分、できれば1週間分を各家庭で備蓄するよう呼びかけています。
特に大きな地震などで断水が発生すると、飲み水だけでなく、食事の準備に使う水も確保できなくなるおそれがあります。
5人暮らしの場合、家族全員が使用する水を考えると、かなりの量を準備しておかなければなりません。
そこでおすすめなのが、5年・10年・15年と長期間保存できる災害用の備蓄水です。
長期保存水なら、頻繁に買い替える必要がなく、家族分の水をまとめて備蓄しておけます。
また、2L前後の大容量タイプだけでなく、400mlや500ml前後の持ち運びやすい商品もあります。
今回は、5人暮らしで1週間を過ごすために必要な備蓄水の量や選び方、具体的な購入ケース数を解説するとともに、おすすめの長期保存水5商品をご紹介します。
5人暮らしの備蓄水は何リットル必要?選び方を解説
災害時に必要な飲料水や調理用の水は、1人1日3Lが目安とされています。
そのため、5人暮らしでは1日15L、1週間で105Lの水が必要です。
必要な備蓄水の量をまとめると、次のようになります。
| 備蓄日数 | 5人分の必要量 | 2Lボトル換算 |
|---|---|---|
| 1日分 | 15L | 8本 |
| 3日分 | 45L | 23本 |
| 5日分 | 75L | 38本 |
| 7日分 | 105L | 53本 |
最低でも3日分の45Lを確保し、できれば1週間分の105Lを準備しておきましょう。
2Lペットボトル6本入りなら1ケース12Lなので、9ケース購入すれば合計108Lとなり、5人暮らしの1週間分を確保できます。
ただし、これは飲料水や調理用の水の目安です。
手洗いや体を拭くための水、トイレなどに使用する生活用水については、別に考えておく必要があります。
長期保存できる備蓄水を選ぶ
5人暮らしでは、1週間分だけでも105Lという大量の水が必要です。
一般的なミネラルウォーターでも備蓄できますが、定期的に賞味期限を確認して入れ替える必要があります。
一方、災害用の長期保存水なら、5年・10年・15年と長期間保存できる商品があります。
特に10年や15年保存タイプなら、大量の水を頻繁に買い替える負担を減らせます。
普段からミネラルウォーターを飲む家庭であれば、5年保存タイプを購入し、賞味期限が近づいたものから使用して補充する方法もおすすめです。
大容量と小容量のボトルを使い分ける
5人暮らしの備蓄水は、2L前後の大容量タイプを中心に準備すると、必要な量をまとめて確保しやすくなります。
大容量タイプは飲料水としてだけでなく、非常食の調理などにも使いやすいのがメリットです。
一方、400mlや500ml前後の小容量タイプは、家族それぞれで持ち運んだり、必要な分だけ開封したりできるので便利です。
例えば、2L×6本入りを5ケース、500ml×24本入りを4ケース用意すれば、合計108Lになります。
大容量タイプは自宅での飲用や調理用、小容量タイプは持ち出し用として使い分けるのもよいでしょう。
もちろん、大容量タイプだけ、小容量タイプだけで揃えても問題ありません。
家族の生活スタイルや保管スペースに合わせて選ぶことが大切です。
保管場所と賞味期限にも注意する
5人暮らしで1週間分の水を準備すると、水だけでも105kgもの重量になります。
そのため、高い棚の上などにまとめて置くのではなく、クローゼットの下段や安定した収納スペースに保管しましょう。
また、地震で家具が倒れたり、一部の部屋に入れなくなったりする可能性もあります。
すべての水を同じ場所に保管するのではなく、複数の場所に分けておくのもおすすめです。
床の耐荷重にも配慮し、重いケースを一か所に積み上げすぎないようにしましょう。
直射日光や高温になる場所を避け、商品に記載された保管方法を守ることも大切です。
なお、保存期間は基本的に製造日からの年数です。購入時には実際の賞味期限も確認しておきましょう。
5人暮らしにおすすめの長期備蓄水5選
カムイワッカ麗水|15年保存で買い替えの手間を軽減!2Lを9ケース、または500mlを9ケース
カムイワッカ麗水は、北海道の羊蹄山麓に湧き出る天然水を使用した長期保存水です。
最大の特徴は、製造日から15年間という長い保存期間です。
硬度19mg/Lの軟水で、飲料水としてだけでなく、料理にも使いやすい水となっています。
5人暮らしでは備蓄する水の量も多くなるため、買い替えの回数を減らせる点は大きなメリットです。
カムイワッカ麗水には、2Lタイプと500mlタイプがあります。
5人暮らしで1週間分を確保するなら、次の数量が目安です。
- 2L×6本入りを9ケース=108L
- 500ml×24本入りを9ケース=108L
どちらも9ケース分用意すれば、5人暮らしで1週間に必要な105Lを上回ります。
なお、今回掲載している2Lタイプは2ケースセットなので、この商品だけで揃えるなら5セット(10ケース・120L)になります。
また、2Lタイプを6ケース、500mlタイプを3ケース組み合わせても合計108Lになります。
この組み合わせなら、掲載している2Lの2ケースセットを3セット、500mlの24本入りを3ケース用意すればよいので、購入する際にも分かりやすいでしょう。
2Lタイプは自宅での飲用や調理用として、500mlタイプは家族それぞれの持ち出し用として使い分けるのもおすすめです。
15年間保存できるため、一度にまとめて購入しておけば、頻繁に買い替える必要がありません。
長期保存を最優先したい方や、家族5人分の水をしっかり備えておきたい方におすすめです。
マリンゴールド|10年保存の飲みやすい超軟水!2Lを9ケース
マリンゴールドは、高知県室戸沖の海洋深層水を使用した10年保存水です。
海洋深層水と聞くとミネラル分が多い水を想像するかもしれませんが、マリンゴールドは硬度15mg/Lの超軟水に仕上げられています。
飲料水としてはもちろん、非常食を戻したり、料理に使ったりすることもできます。
10年間という長い保存期間と、飲みやすい超軟水であることが魅力です。
今回紹介するのは、2Lペットボトルが6本入ったタイプです。
5人暮らしで1週間分を確保するなら、次の数量が目安になります。
- 2L×6本入りを9ケース=108L
1ケース12Lなので、9ケース用意すれば合計108Lとなり、5人暮らしで7日間に必要な105Lを上回ります。
2Lタイプは、自宅での飲料水や調理用の水としてまとめて保管するのに便利です。
また、10年間保存できるため、大量の水を頻繁に買い替える負担を減らせます。
5人家族では1日に必要な水の量も多いため、2Lの大容量タイプでまとめて備えておくと管理もしやすいでしょう。
15年保存までは必要ないものの、長期間保存できる超軟水を探している家庭におすすめです。
アコール|10年保存の純水!1.8Lを10ケース、またはラベルレス400mlを11ケース
アコールの10年保存水は、高知県室戸沖の海洋深層水を原料にした災害用備蓄水です。
逆浸透膜を利用したろ過によって、ミネラル成分を取り除いた硬度0の純水となっています。
飲料水や料理に利用できるほか、粉ミルクの調乳などにも使いやすいのが特徴です。調乳する場合は、粉ミルクの表示に従って適切に加熱・調製しましょう。
アコールには、通常の1.8Lタイプと、持ち運びに便利な400mlのラベルレスタイプがあります。
ラベルレスなら、飲み終わったあとのラベルを剥がす手間が省けるため、ゴミの分別も簡単です。
5人暮らしで1週間分を確保するなら、次の数量が目安です。
- 1.8L×6本入りを10ケース=108L
- ラベルレス400ml×24本入りを11ケース=105.6L
通常タイプは一般的な2Lではなく、1.8L入りなので注意しましょう。
掲載している1.8Lタイプは、6本入りが2ケースセットになった商品です。
そのため、5セット購入すれば108Lとなり、5人暮らしの1週間分を確保できます。
一方、400mlのラベルレスタイプだけで揃える場合は、24本入りを11ケース用意すれば105.6Lになります。
また、1.8Lタイプを8ケース、400mlのラベルレスタイプを2ケース組み合わせれば、合計105.6Lになります。
この組み合わせなら、掲載している1.8Lの2ケースセットを4セット、400mlタイプを2ケース用意する形です。
大容量タイプは自宅での飲用や調理用、小容量タイプは家族それぞれの持ち出し用として使い分けるのもおすすめです。
10年保存できる純水を探している方や、ラベルレスの小容量タイプも準備したい方に向いています。
アイリスの保存水|5年保存で備蓄を始めやすい!2Lを9ケース、または500mlを9ケース
アイリスの保存水は、アイリスオーヤマのグループ会社であるアイリスフーズが展開する災害用の長期保存水です。
2Lタイプは国内製造のナチュラルミネラルウォーターで、硬度は約52mg/Lの軟水です。
5年保存に対応しており、家族分の備蓄水を初めて準備する方にも選びやすい商品です。
10年や15年保存の商品と比較すると保存期間は短くなりますが、定期的に入れ替える予定なら十分に候補になります。
アイリスの保存水には、2Lタイプと500mlタイプがあります。
5人暮らしで1週間分を確保するなら、次の数量が目安です。
- 2L×6本入りを9ケース=108L
- 500ml×24本入りを9ケース=108L
どちらも9ケース用意すれば、5人暮らしの1週間分を確保できます。
また、2Lタイプを5ケース、500mlタイプを4ケース組み合わせても合計108Lになります。
大容量タイプは自宅での飲用や調理に使いやすく、500mlタイプは家族それぞれで持ち運ぶ際に便利です。
例えば、家族5人分の非常用持ち出し袋に500mlタイプを数本ずつ入れておくのもよいでしょう。
普段からミネラルウォーターを飲む家庭なら、賞味期限が近づいたものを日常生活で使い、新しい保存水を補充していく方法もおすすめです。
5人暮らしで初めて備蓄水を購入する方や、定期的に入れ替えながら管理したい方に向いています。
The Life Water|10年保存で持ち出しにも便利!490mlを9ケース
The Life Waterは、10年間の長期保存に対応した災害用備蓄飲料水です。
一般的なペットボトルではなく、遮光性や気体を通しにくい性質に優れたアルミボトル缶を採用しているのが特徴です。
兵庫県福崎町の水を使用しており、ろ過処理を行った軟水となっています。
1本490mlの小容量タイプなので、家族5人がそれぞれ必要な分だけ開封しやすいのがメリットです。
今回紹介するのは、490mlのアルミボトル缶が24本入ったタイプです。
5人暮らしで1週間分を確保するなら、次の数量が目安になります。
- 490ml×24本入りを9ケース=105.84L
1ケースで11.76Lなので、9ケース用意すれば合計105.84Lとなり、5人暮らしの1週間分を確保できます。
8ケースでは94.08Lとなり、必要な105Lには届かないため、9ケースを目安に準備しましょう。
合計216本となるので、家族それぞれで使いやすいように分けて保管することもできます。
また、490mlという小容量タイプは、非常用持ち出し袋に入れやすい点も魅力です。
キャップ付きのアルミボトル缶なので、移動中に一時的に蓋を閉められるのも便利なポイントです。
ただし、開封後は長期保存できないため、できるだけ早く飲み切りましょう。
自宅での備蓄だけでなく、非常用持ち出し袋にも入れやすい小容量タイプを探している方におすすめです。
おすすめ5商品の比較表
| 商品名 | 保存期間 | 5人暮らしの1週間分に必要なケース数 | 合計容量 |
|---|---|---|---|
| カムイワッカ麗水 | 15年 | 2Lを9ケース、または500mlを9ケース | 108L |
| マリンゴールド | 10年 | 2Lを9ケース | 108L |
| アコール | 10年 | 1.8Lを10ケース、またはラベルレス400mlを11ケース | 108L/105.6L |
| アイリスの保存水 | 5年 | 2Lを9ケース、または500mlを9ケース | 108L |
| The Life Water | 10年 | 490mlを9ケース | 105.84L |
※5人で1日15L、7日間で105Lを基準に計算しています。2Lと1.8Lは6本入り、500ml・400ml・490mlは24本入りを1ケースとして計算しています。
※カムイワッカ麗水の2Lタイプは、掲載している2ケースセットだけで揃える場合、5セット(10ケース・120L)となります。
※アコールは通常タイプとラベルレスを合わせて1商品として紹介しています。
今回ご紹介した5商品は、いずれも5人暮らしの1週間分を確保できる長期保存水です。
保存期間を最優先するならカムイワッカ麗水、10年保存の超軟水ならマリンゴールド、純水やラベルレスを選びたいならアコールがおすすめです。
また、定期的な入れ替えを前提とするならアイリスの保存水、持ち出しやすさを重視するならThe Life Waterもよいでしょう。
まとめ|5人暮らしでは1週間分の105Lを目安に備蓄しよう
災害時に断水が発生すると、家族5人分の飲み水や調理用の水を確保することが難しくなります。
5人暮らしの場合、最低3日分の45L、できれば1週間分の105Lを目安に備蓄しておきましょう。
2Lペットボトル6本入りのケースなら、9ケース用意することで合計108Lを確保できます。
ただし、商品によってボトルの容量やセット本数が異なるため、購入する際は合計何リットルになるのかを確認することが大切です。
また、2L前後の大容量タイプと、400mlや500ml前後の小容量タイプを組み合わせて備蓄する方法もおすすめです。
大容量タイプは自宅での飲用や調理用として、小容量タイプは家族それぞれの持ち出し用として使い分けられます。
家族の人数が多いほど必要な水の量も増えるため、保管場所をあらかじめ決め、無理なく管理できる方法を考えておきましょう。
今回ご紹介した長期保存水なら、頻繁に買い替えることなく、家族分の水を備蓄できます。
もちろん、水だけでなく、非常食や非常用トイレなども5人分を準備しておくことが大切です。
防災庁からの緊急要請をきっかけに、まずは自宅にどれくらいの水があるのか、家族で確認してみてはいかがでしょうか。
いざというときに困らないよう、日頃から少しずつ備えを整えておきましょう。










