家の外壁に、緑色の苔や黒ずみが広がっていませんか?
特に日当たりの悪い北側の外壁や、風通しが悪く湿気がこもりやすい場所では、苔や藻が発生しやすくなります。
最初は小さな緑色の汚れでも、時間が経つにつれて広がり、家全体が古びた印象になってしまうこともあります。
そんな外壁の苔落としに役立つ道具のひとつが、高圧洗浄機です。
高圧洗浄機は強力な水流によって汚れを落とせるため、外壁材の種類や状態によっては、苔や泥汚れを効率よく洗浄できます。
ただし、家の外壁は高圧洗浄機を使ってはいけない場合もあるため、注意が必要です。
特にサイディング外壁や塗装された外壁では、強い水流によって塗装が剥がれたり、目地から水が入り込んだりする可能性があります。
そのため、まずは自宅の外壁材を確認し、高圧洗浄が認められている場合に限って使用することが大切です。
今回は、外壁の苔を落としたい方に向けて、高圧洗浄機の選び方とおすすめ5選を紹介します。
洗浄力だけでなく、水圧調整のしやすさや高圧ホースの長さ、静音性なども比較しているので、ぜひ参考にしてください。
家の外壁の苔落としに高圧洗浄機を使っても大丈夫?
高圧洗浄機を選ぶ前に、まず確認したいのが自宅の外壁材です。
家庭用高圧洗浄機には外壁洗浄に対応した製品もありますが、すべての外壁に使えるわけではありません。
特に住宅でよく使われているサイディング外壁は注意が必要です。
外壁材によって高圧洗浄できるかが異なる
外壁材ごとの注意点をまとめました。
| 外壁材の種類 | 高圧洗浄するときの注意点 |
|---|---|
| 窯業系サイディング | 塗膜やシーリングを傷めるため原則として避け、メーカーの指示を優先する |
| 金属系サイディング | 高圧洗浄を禁止している製品があり、変形や浸水に注意 |
| モルタル外壁 | 塗装やひび割れの状態によって傷むため、施工業者への確認が必要 |
| コンクリート外壁 | 無塗装で健全な面でも、施工仕様や劣化状態を確認する必要がある |
| タイル外壁 | タイルの浮きや目地の劣化がある場合は使用を避ける |
特に窯業系サイディングでは、ニチハなどのメーカーが柔らかい布やスポンジによる水洗いを基本的なお手入れ方法として案内しています。
また、ケイミューの一部製品では、高圧水による洗浄を避けるよう明記されています。
高圧洗浄機は、外壁材の種類だけでなく、表面の塗装や目地の状態によっても使用できるかが変わります。
外壁メーカーや施工業者が高圧洗浄を認めていない場合は、弱い水流に調整しても使用しないでください。
外壁の苔は高圧洗浄機だけで完全に落とせる?
高圧洗浄機は、表面に付着した苔や泥汚れを洗い流すのに役立ちます。
ただし、長期間放置されていた苔や、表面に色素が沈着した汚れは、一度の洗浄では完全に落ちない場合があります。
また、黒ずみの原因がカビや塗装の劣化だった場合、強い水流を当てても改善しないことがあります。
苔が落ちないからといって水圧を上げたり、ノズルを近づけたりすると、外壁を傷める可能性があります。
汚れが落ちない場合は、無理に高圧洗浄を続けず、外壁材に対応した洗浄方法を検討しましょう。
家の外壁の苔落としに使う高圧洗浄機の選び方
1. 水圧を調整できるモデルを選ぶ
外壁の苔落としに使う高圧洗浄機を選ぶなら、まず確認したいのが水圧です。
高圧洗浄機の水圧は、MPa(メガパスカル)という単位で表示されています。
一般的な家庭用高圧洗浄機には、常用吐出圧力が6〜8MPa程度のモデルがあります。
ケルヒャーでは、外壁洗浄用の高圧洗浄機を選ぶ際に、吐出圧力7MPa以上をひとつの目安として案内しています。
ただし、これは洗浄機の性能を選ぶ目安であって、外壁に7MPaの水流を直接当てても安全という意味ではありません。
実際に使用できる水圧は、外壁材の種類や施工方法、経年劣化の状態によって異なります。
外壁に使用する場合は、メーカーが高圧洗浄を認めていることを確認したうえで、水流を調整できるモデルを選びましょう。
2. 広角ノズルが付属しているか確認する
外壁の洗浄では、ノズルの種類も重要です。
特に確認したいのが、広い範囲に水を噴射できる広角ノズルです。
バリアブルノズルやバリオスプレーランスなどは、水流の広がりや洗浄力を調整できるため、さまざまな場所を掃除するときに便利です。
一方、サイクロンジェットノズルやターボノズルは、強力な水流を回転させて噴射するものです。
コンクリートの頑固な汚れには役立ちますが、住宅の外壁では塗膜や目地を傷める可能性があります。
そのため、外壁洗浄では強力な回転噴射ノズルの使用を避け、メーカーが認める洗浄方法を守ることが大切です。
3. 高圧ホースの長さを確認する
家の外壁を掃除するなら、高圧ホースの長さも重要です。
外壁は玄関や駐車場と異なり、住宅の周囲に広く設置されています。
そのため、高圧ホースが短いと、洗浄する場所を変えるたびに本体を移動させる必要があります。
広い範囲を掃除する場合は、8〜10m程度の高圧ホースが付属したモデルが便利です。
また、対応する延長高圧ホースを使用できる機種なら、作業範囲を広げられます。
ただし、高い場所を洗浄するために脚立へ上ったり、屋根に上ったりすることは危険です。
手の届かない高さの外壁は、専門業者への依頼を検討しましょう。
4. 静音性も確認する
住宅街で高圧洗浄機を使用する場合は、運転音にも注意が必要です。
特に外壁の洗浄では、隣家との境界に近い場所で作業することもあります。
今回紹介するケルヒャー K2 サイレントは、運転音を抑える工夫が施されたモデルです。
ただし、静音モデルでも水が外壁に当たる音や、汚水が飛び散る音は発生します。
近隣への配慮として、早朝や夜間の使用を避けることも大切です。
5. 重量と収納のしやすさで選ぶ
高圧洗浄機を選ぶ際は、本体の重さや収納のしやすさも確認しましょう。
外壁の周囲には庭木や植木鉢、段差などがある場合があります。
軽量なモデルであれば、必要に応じて本体を移動させやすくなります。
また、収納スペースが限られている家庭では、コンパクトなモデルもおすすめです。
一方、広い範囲を掃除するなら、ホースリールや車輪が付いたモデルが便利です。
家の外壁の苔落としにおすすめの高圧洗浄機5選
ここからは、外壁洗浄に必要な機能を備えた家庭用高圧洗浄機を紹介します。
いずれも洗浄力を備えたモデルですが、住宅の外壁への使用を無条件に推奨するものではありません。
自宅の外壁材が高圧洗浄に対応していることを確認し、安全に使用できる場所で活用してください。
アイリスオーヤマ FBN-502|付属ノズルが充実した家庭用高圧洗浄機
特徴
アイリスオーヤマのFBN-502は、家庭で使いやすい洗浄力と豊富な付属品が魅力の高圧洗浄機です。
常用吐出圧力は約7.0MPa、最大吐出圧力は約10.5MPaで、家の外回りに付着した泥や苔などの汚れを洗浄できます。
特に便利なのが、3種類のランスが付属していることです。
広角変圧ランスは水流を調整できるため、洗浄する場所に合わせて使い分けられます。
また、ターボランスは強力な水流を噴射でき、コンクリートなどの丈夫な洗浄面に付着した頑固な汚れを落とす際に役立ちます。
ただし、ターボランスを住宅の外壁に使用すると、塗装や目地を傷める可能性があります。
外壁洗浄が認められている場合でも、広角変圧ランスを基本として、外壁メーカーの注意事項を守りましょう。
こんな人におすすめ
初めて高圧洗浄機を購入する方や、付属品が充実したモデルを探している方におすすめです。
家の外壁だけでなく、駐車場のコンクリートや玄関タイル、ブロック塀など、幅広い場所を掃除したい方にも向いています。
注意点
運転音が比較的大きいため、住宅街で使用する際は注意が必要です。
また、本体重量は約6.6kgあるため、段差が多い場所では持ち運びに気をつけましょう。
高圧洗浄を禁止している外壁には使用せず、強力なターボランスを塗装面やシーリング部分に当てないでください。
まとめ
FBN-502は、付属品の充実度と幅広い用途を重視したい方におすすめです。
外壁材の条件を確認したうえで使用すれば、家の外回りの掃除にも活用できるモデルです。
詳細仕様
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | アイリスオーヤマ |
| 型番 | FBN-502-D |
| 常用吐出圧力 | 約7.0MPa |
| 最大吐出圧力 | 約10.5MPa |
| 常用吐出水量 | 約250L/h |
| 最大吐出水量 | 約350L/h |
| 高圧ホース | 6m |
| 水道ホース | 3m |
| 重量 | 約6.6kg |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 1,200W |
| 周波数 | 50/60Hz共用 |
| 主な付属ノズル | 広角変圧ランス、ターボランス、フォームランス |
ケルヒャー K3 HR-X|広い範囲の外壁掃除に便利な高圧洗浄機
特徴
ケルヒャーのK3 HR-Xは、洗浄力と作業のしやすさを兼ね備えた高圧洗浄機です。
常用吐出圧力は7.0MPa、最大許容圧力は10.0MPaで、家の外回りのさまざまな汚れを洗浄できます。
特に魅力なのが、10mの高圧ホースとホースリールを搭載していることです。
外壁に沿って移動しながら作業する場合でも、ホースの長さを生かして効率よく洗浄できます。
また、バリオスプレーランスが付属しているため、水流を調整しながら使用できます。
強力なサイクロンジェットノズルも付属していますが、外壁の塗装やシーリングを傷めるおそれがあるため、外壁には使用を避けるのが安全です。
こんな人におすすめ
住宅の周囲を広く掃除したい方や、高圧ホースの長さを重視する方におすすめです。
外壁以外にも、広い駐車場や庭、ブロック塀などをまとめて掃除したい方にも向いています。
特に10mの高圧ホースは、本体を頻繁に移動させたくない方に便利です。
注意点
K3 HR-Xは、K3 サイレントシリーズとは異なり、静音モデルではありません。
そのため、住宅街で使用する場合は運転音への配慮が必要です。
また、外壁の高い場所へ向けて無理に噴射すると、軒天や窓まわりのすき間から水が入り込む可能性があります。
外壁メーカーが認める範囲に限定し、高所の洗浄は専門業者に依頼しましょう。
まとめ
K3 HR-Xは、広い範囲を効率よく掃除したい方におすすめの高圧洗浄機です。
高圧ホースが長く、ホースリールも搭載しているため、外壁まわりや駐車場などの掃除に使いやすいモデルです。
詳細仕様
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | ケルヒャー |
| 型番 | K3 HR-X |
| 品番 | 1.599-282.0 |
| 常用吐出圧力 | 7.0MPa |
| 最大許容圧力 | 10.0MPa |
| 常用吐出水量 | 312L/h |
| 最大吐出水量 | 396L/h |
| 高圧ホース | 10m |
| 重量 | 約5.9kg |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 1,300W |
| 周波数 | 50/60Hz共用 |
| 主な付属ノズル | バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズル |
ケルヒャー K2 サイレント|住宅街の外壁まわりを掃除しやすい静音モデル
特徴
ケルヒャーのK2 サイレントは、洗浄力だけでなく静音性にも配慮された高圧洗浄機です。
最大許容圧力は10.0MPaで、家庭の外回りに付着した泥や苔などの汚れを洗浄できます。
特に魅力なのが、運転音を抑える静音設計です。
吸音材や内部構造を工夫することで、従来のK2モデルと比較して体感音を約半分に抑えています。
住宅街では外壁が隣家に近いことも多いため、運転音が気になる方におすすめです。
また、バリオスプレーランスが付属しており、水圧を調整しながら使用できます。
外壁メーカーが高圧洗浄を認めている場所に限り、弱めの広角水流から試すことが大切です。
こんな人におすすめ
住宅街に住んでいる方や、運転音をできるだけ抑えたい方におすすめです。
外壁まわりの掃除だけでなく、洗車や玄関、駐車場などにも使用したい方に向いています。
また、コンパクトな本体を探している方にも適しています。
注意点
静音設計ですが、完全に音が出なくなるわけではありません。
特に外壁の近くでは、水が当たる音や汚水が飛び散る音が発生します。
また、標準セットには水道ホースが付属していないため、必要に応じて別途用意してください。
まとめ
K2 サイレントは、洗浄力と静音性を両立したい方におすすめです。
特に近隣住宅との距離が近い場所で、家の外回りを掃除したい方に向いています。
詳細仕様
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | ケルヒャー |
| 型番 | K2 サイレント |
| 品番 | 1.600-920.0 |
| 最大許容圧力 | 10.0MPa |
| 最大吐出水量 | 360L/h |
| 高圧ホース | 8m |
| 重量 | 約5.8kg |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 1,250W |
| 周波数 | 50/60Hz共用 |
| 主な付属ノズル | バリオスプレーランス、サイクロンジェットノズル |
京セラ AJP-1430|軽量で外壁まわりの掃除にも使いやすい高圧洗浄機
特徴
京セラのAJP-1430は、軽量で持ち運びやすい本体が魅力の高圧洗浄機です。
吐出圧力は7.0MPa、最大許容圧力は10.0MPaで、家庭の外回りに付着した泥や苔などを洗浄できます。
特に注目したいのが、本体重量約3.8kgという軽さです。
今回紹介する5機種の中でも軽量なので、住宅の周囲を移動しながら掃除したい方におすすめです。
また、バリアブルノズルとターボノズルが標準付属しています。
バリアブルノズルは水流を調整できるため、洗浄する場所に合わせて使い分けられます。
ただし、外壁の塗膜や目地を傷める可能性があるため、ターボノズルを住宅の外壁に使用することは避けましょう。
こんな人におすすめ
なるべく軽量な高圧洗浄機を選びたい方や、持ち運びのしやすさを重視する方におすすめです。
家の外壁まわりだけでなく、玄関タイルやブロック塀、駐車場などを掃除したい方にも向いています。
また、コンパクトに収納できるモデルを探している方にもおすすめです。
注意点
高圧ホースは6mなので、広い範囲を掃除する場合は本体を移動させる必要があります。
また、外壁の塗装が劣化している場合や、シーリングにひび割れがある場合は、高圧洗浄機の使用を避けてください。
まとめ
AJP-1430は、軽量で取り回しやすい高圧洗浄機を探している方におすすめです。
家庭の外回りを定期的に掃除したい方や、収納のしやすさを重視する方に向いています。
詳細仕様
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | 京セラインダストリアルツールズ |
| 型番 | AJP-1430 |
| 品名コード | 668400A |
| 吐出圧力 | 7.0MPa |
| 最大許容圧力 | 10.0MPa |
| 吐出水量 | 5.0L/min |
| 最大吐出水量 | 8.0L/min |
| 高圧ホース | 6m |
| 重量 | 約3.8kg |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 1,350W |
| 周波数 | 50/60Hz共用 |
| 主な付属ノズル | バリアブルノズル、ターボノズル |
マキタ MHW101|コンパクトで家の外回りを掃除しやすい高圧洗浄機
特徴
マキタのMHW101は、コンパクトで持ち運びやすい家庭用高圧洗浄機です。
常用吐出圧力は6.7MPa、最大許容圧力は8.5MPaで、家の外回りに付着した泥や苔などの汚れを洗浄できます。
今回紹介する5機種の中では常用吐出圧力がやや控えめですが、家庭のさまざまな場所を掃除する用途に活用できます。
また、バリアブルノズルとサイクロンジェットノズル、洗剤用ボトル付きノズルが標準付属しています。
バリアブルノズルは、水流を直射から拡散まで調整できるため、洗浄する場所に合わせて使い分けられます。
ただし、外壁に使用するときは、メーカーが高圧洗浄を認めているか確認してください。
こんな人におすすめ
なるべくコンパクトな高圧洗浄機を選びたい方や、収納スペースが限られている方におすすめです。
また、玄関や駐車場、庭など、住宅の外回りを手軽に掃除したい方にも向いています。
注意点
高圧ホースは5mと短めなので、住宅の周囲を広く掃除する場合は、本体の移動が必要になります。
また、最大許容圧力がほかのモデルより低くても、外壁を傷めないという意味ではありません。
外壁材の対応状況を確認し、安全な洗浄方法を守ることが大切です。
まとめ
MHW101は、軽量でコンパクトな高圧洗浄機を探している方におすすめです。
外壁まわりの掃除だけでなく、玄関や駐車場など、家庭のさまざまな場所で使いたい方に向いています。
詳細仕様
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | マキタ |
| 型番 | MHW101 |
| 常用吐出圧力 | 6.7MPa |
| 最大許容圧力 | 8.5MPa |
| 常用吐出水量 | 5.0L/min |
| 最大吐出水量 | 7.9L/min |
| 高圧ホース | 5m |
| 重量 | 約4.6kg |
| 電源 | AC100V |
| 消費電力 | 1,250W |
| 周波数 | 50/60Hz共用 |
| 主な付属ノズル | バリアブルノズル、サイクロンジェットノズル、洗剤用ボトル付きノズル |
おすすめ高圧洗浄機5商品の比較表
今回紹介した5機種の特徴を比較しました。
| メーカー・型番 | 吐出圧力の目安 | 高圧ホース | 重量 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ FBN-502 | 常用約7.0MPa | 6m | 約6.6kg | 付属品が充実 |
| ケルヒャー K3 HR-X | 常用7.0MPa | 10m | 約5.9kg | 広い範囲の掃除に便利 |
| ケルヒャー K2 サイレント | 最大10.0MPa | 8m | 約5.8kg | 静音設計 |
| 京セラ AJP-1430 | 吐出7.0MPa | 6m | 約3.8kg | 軽量で取り回しやすい |
| マキタ MHW101 | 常用6.7MPa | 5m | 約4.6kg | コンパクトで収納しやすい |
※K2 サイレントはメーカー公式に掲載されている最大許容圧力を記載しています。常用吐出圧力とは異なるため、数値をそのまま比較することはできません。
住宅の周囲を広く掃除したいなら、10mの高圧ホースを搭載したケルヒャー K3 HR-Xがおすすめです。
一方、住宅街で運転音が気になる方には、静音設計のケルヒャー K2 サイレントが向いています。
なるべく軽量なモデルを選びたい方には、京セラ AJP-1430やマキタ MHW101もおすすめです。
また、付属品が充実した高圧洗浄機を探している方には、アイリスオーヤマ FBN-502が候補になります。
ただし、外壁の苔落としでは、水圧が強いほどよいというわけではありません。
自宅の外壁材が高圧洗浄に対応していることが、最も重要な条件です。
高圧洗浄機で家の外壁の苔を落とす方法
ここでは、高圧洗浄が認められている外壁に限って、基本的な作業方法を紹介します。
1. 外壁の材質と劣化状態を確認する
高圧洗浄機を使用する前に、まず自宅の外壁材を確認しましょう。
サイディング外壁や塗装された外壁では、高圧洗浄によって表面を傷める可能性があります。
また、外壁にひび割れや塗装の剥がれ、シーリングの劣化などがある場合は、使用を避けてください。
汚れを落とすことよりも、外壁の防水性能を守ることが重要です。
2. 窓や換気口などを保護する
外壁の洗浄では、水が飛び散ることにも注意が必要です。
特に窓のすき間や換気口、屋外コンセント、エアコンの室外機などに強い水流を当てないようにしましょう。
また、外壁の近くに植木鉢や自転車などがある場合は、必要に応じて移動させてください。
隣家に汚水が飛び散らないよう、周囲の状況にも十分配慮しましょう。
3. 広角ノズルで弱めの水流から試す
外壁メーカーが高圧洗浄を認めている場合でも、最初から強い水流を当てることは避けましょう。
まずは目立たない場所で、広角ノズルを使用して弱めの水流から試します。
塗装が剥がれたり、表面が傷んだりしていないか確認することが大切です。
また、外壁の継ぎ目やシーリングに向かって強く噴射しないよう注意してください。
4. 苔が生えている部分を少しずつ洗浄する
外壁の表面に異常がないことを確認したら、苔が生えている場所を少しずつ洗浄します。
水流を同じ場所に長時間当て続けると、表面を傷める可能性があります。
また、苔が落ちない場合でも、無理に水圧を上げたり、ノズルを近づけたりしないようにしましょう。
高圧洗浄で落ちない汚れは、別の掃除方法を検討することが大切です。
5. 洗浄後は外壁の状態を確認する
洗浄が終わったら、外壁の状態を確認しましょう。
特に塗装の剥がれやひび割れ、シーリングの傷みなどが発生していないか確認します。
また、外壁の表面に汚れが残っている場合でも、無理に高圧洗浄を繰り返さないことが大切です。
外壁材の状態に応じて、適切なメンテナンスを行いましょう。
高圧洗浄機を使わずに外壁の苔を落とす方法
高圧洗浄が認められていない外壁では、別の方法で掃除する必要があります。
1. 水道ホースと柔らかいスポンジで掃除する
外壁の苔や汚れを落とす基本的な方法は、水道ホースと柔らかいスポンジを使った水洗いです。
まずは外壁の表面を水で濡らし、柔らかいスポンジなどで汚れを落とします。
ただし、表面加工によってはスポンジでこすること自体を避ける必要があります。
必ず外壁メーカーが推奨する掃除方法を確認しましょう。
2. 落ちにくい苔には中性洗剤を検討する
水だけでは落ちにくい苔や汚れには、外壁メーカーが認める中性洗剤を使用する方法もあります。
洗剤を使用する場合は、外壁材への影響を確認し、適切に薄めて使うことが大切です。
また、洗剤が外壁に残ると変色などの原因になる可能性があるため、使用後は十分に洗い流しましょう。
3. 高い場所の苔は専門業者に相談する
外壁の高い場所に苔が生えている場合は、無理に自分で掃除しないことが大切です。
高所作業は転落事故につながる危険があります。
特に脚立に乗りながら高圧洗浄機を使用すると、水流の反動などでバランスを崩す可能性があります。
2階部分の外壁や手が届かない場所については、専門業者への依頼を検討しましょう。
家の外壁に苔が生えないようにするには?
1. 外壁の周囲の風通しをよくする
苔は湿気が多い場所で繁殖しやすい性質があります。
特に住宅の北側や、隣家との距離が近い場所では、外壁が乾燥しにくくなることがあります。
庭木や植栽が密集している場合は、適度に剪定して風通しをよくしましょう。
ただし、風通しを改善しても苔が完全に生えなくなるわけではありません。
2. 雨水がたまりやすい場所を確認する
外壁の苔が特定の場所に集中している場合は、雨水の流れや湿気が関係している可能性があります。
特に雨樋の不具合によって外壁に水がかかり続けている場合は、苔が発生しやすくなることがあります。
そのため、雨樋や排水設備の状態も定期的に確認しておきましょう。
3. 外壁の劣化を早めに発見する
外壁の塗装やシーリングが劣化すると、防水性能が低下する場合があります。
外壁に苔が目立つ場合は、単なる汚れだけでなく、塗膜やシーリングの状態も確認することが大切です。
特に塗装の剥がれやひび割れ、白い粉が付着するチョーキング現象などが見られる場合は、メンテナンスを検討しましょう。
表面の苔を落とすだけでなく、外壁を長持ちさせるための対策も重要です。
まとめ|外壁の苔落としは素材に合った高圧洗浄機選びが大切
家の外壁に生えた苔を落とすなら、まずは外壁の材質や状態を確認することが大切です。
高圧洗浄機は強力な水流で汚れを洗い流せる便利な道具ですが、すべての外壁に使用できるわけではありません。
特にサイディング外壁や塗装された外壁では、高圧洗浄によって塗膜やシーリングを傷める可能性があります。
そのため、外壁メーカーが高圧洗浄を認めている場合に限り、適切な水圧とノズルを使用しましょう。
今回紹介した5機種は、それぞれ特徴が異なります。
広い範囲を掃除したいならケルヒャー K3 HR-X、住宅街で静音性を重視するならK2 サイレントがおすすめです。
また、軽量で扱いやすいモデルを探している方には京セラ AJP-1430やマキタ MHW101、付属品の充実度を重視する方にはアイリスオーヤマ FBN-502が向いています。
どのモデルも外壁以外に、駐車場や玄関、庭などの掃除にも活用できます。
ただし、家の外壁をきれいにするために、外壁そのものを傷めてしまっては意味がありません。
高圧洗浄が認められていない場合は、水道ホースや柔らかいスポンジなどを使った掃除方法を選び、落ちにくい苔や高所の汚れは専門業者に相談しましょう。
自宅の外壁材に適した方法で、気になる苔や汚れを安全に掃除していきましょう。











