外出先でスマートフォンの充電が少なくなり、困った経験はありませんか。
旅行や通勤、テーマパークなど、長時間外出するときに便利なのがモバイルバッテリーです。
最近では、ケーブル不要で充電できるコンパクトなモデルや、ワイヤレス充電に対応したモデル、半固体電池を採用したモデルなど、さまざまな商品が販売されています。
一方で、モバイルバッテリーの発熱や発火事故が気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、持ち運びやすさや充電性能に加え、PSEマークやメーカーが公表している安全対策にも注目し、おすすめのモバイルバッテリー5商品を紹介します。
モバイルバッテリーの選び方
モバイルバッテリーを選ぶ際は、容量や充電速度だけでなく、安全性に関する表示や保護機能も確認しておきたいポイントです。
PSEマークを確認する
日本国内で販売される規制対象のモバイルバッテリーには、電気用品安全法に基づくPSEマークの表示が必要です。
PSEマークは、法律で定められた技術基準への適合を示すものです。ただし、PSEマークがあるからといって、発火などの事故が絶対に起きないわけではありません。
購入時には、本体のPSEマークや届出事業者名も確認しましょう。
過充電や異常発熱への対策を確認する
過充電保護、過放電保護、温度検知などの保護機能が搭載されているかも確認したいポイントです。
メーカーが具体的な保護機能や安全試験の内容を公表している商品なら、購入前に製品の特徴を判断しやすくなります。
容量と持ち運びやすさで選ぶ
容量5,000mAhのモデルは、軽量で持ち運びやすいものが多く、短時間の外出や予備の充電に向いています。
一方、10,000mAhのモデルは、旅行や長時間の外出など、充電する機会が多い場合に便利です。
ただし、実際に充電できる回数は、スマートフォンの機種や充電時の電力損失によって変わります。
おすすめモバイルバッテリー5選
エレコム EC-C28L|ケーブル不要で手軽に充電
エレコムのEC-C28Lは、USB Type-C端子を直接スマートフォンに差し込んで使えるモバイルバッテリーです。
特徴とおすすめポイント
最大の魅力は、充電ケーブルを持ち歩く必要がないことです。
折りたたみ式のUSB Type-Cプラグを搭載しており、使わないときはコンパクトに収納できます。
安全対策として、メーカーは次の5種類の保護機能を公表しています。
- 過充電防止
- 過放電防止
- 過電流防止
- 短絡保護
- 温度検知
電気用品安全法の技術基準への適合もメーカーが公表しています。
向いている人と注意点
荷物をできるだけ減らしたい方や、通勤・買い物などで手軽に充電したい方におすすめです。
ただし、容量は5,000mAhなので、長時間の旅行で何度も充電したい場合には物足りない可能性があります。
また、スマートフォンのケースの形状によっては、直接差し込めないことがあります。
基本スペック
- 型番:EC-C28L
- 容量:5,000mAh
- 最大出力:22.5W
- 重量:約130g
Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)|安全試験を重視した薄型モデル
Anker Nano Power Bank(MagGo, Plus)は、メーカー独自のネオリチウムイオンバッテリーを採用した、マグネット式ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーです。
特徴とおすすめポイント
大きな特徴は、メーカーが電池内部の構造から安全対策を見直していることです。
Ankerは、電池セルに含まれる不純物を低減し、内部ショートや経年劣化によるリスクを抑える設計を採用したと公表しています。
また、次のような安全対策も特徴です。
- 電池セルの釘刺し試験や加圧試験を実施
- 筐体の燃焼試験をクリア
- 電圧や電池の状態を継続的に監視する管理システム
- 専用アプリでバッテリーの状態を確認可能
これらはメーカーが公表する試験結果や機能であり、すべての使用環境で発火しないことを保証するものではありません。
国内向け製品については、電気用品安全法の技術基準への適合も公表されています。
充電面ではQi2に対応し、対応するスマートフォンをマグネットで固定して最大15Wのワイヤレス充電が可能です。
USB Type-Cケーブルを使用すれば最大30Wの出力にも対応します。
向いている人と注意点
薄型で持ち歩きやすいモバイルバッテリーを探している方や、メーカーが公表する安全試験の内容を重視したい方におすすめです。
厚さ約15mmの薄型設計で、バッグやポーチにも収納しやすくなっています。
ただし、ワイヤレス充電の最大出力はスマートフォンの対応状況によって異なります。
また、ワイヤレス充電とUSB Type-C充電を同時に使用する場合は、出力が制限される点にも注意しましょう。
基本スペック
- 型番:A1113シリーズ
- 容量:10,000mAh
- 最大出力:USB-C 30W、ワイヤレス15W
- 重量:約215g
Mcdodo MC-995|半固体電池とQi2.2に対応
Mcdodo MC-995は、半固体電池を採用し、マグネット式のワイヤレス充電にも対応したモバイルバッテリーです。
特徴とおすすめポイント
Qi2.2に対応し、対応機器では最大25Wのワイヤレス充電が可能です。
充電ケーブルを接続せず、対応するスマートフォンをマグネットで固定して充電できる点が魅力です。
また、半固体電池を採用している点も特徴です。
メーカーは、釘刺し試験、高温試験、圧壊試験を実施し、所定の試験条件下で発火や爆発が起きなかったと公表しています。
ただし、半固体電池でも発火リスクが完全になくなるわけではありません。
Amazonの商品ページでは「PSE認証済み」と案内されています。PSEマークは日本の電気用品安全法に基づく技術基準への適合を示すもので、購入時には製品本体のPSE表示や届出事業者名も確認しておきたいところです。
向いている人と注意点
ケーブルを使わずに充電したい方や、半固体電池を採用したモデルを検討している方におすすめです。
ワイヤレス充電の最大出力はスマートフォンの対応規格によって異なります。
また、磁気による固定には対応機種やケースの条件があるため、購入前に確認しておきましょう。
基本スペック
- 型番:MC-995
- 容量:10,000mAh
- 最大出力:25W
- 重量:約203g
バッファロー BMPBSA10000BKX|安全試験を公表した半固体モデル
バッファローのBMPBSA10000BKXは、半固体リチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーです。
特徴とおすすめポイント
従来の液体電解質とは異なり、ゲル状の電解質を採用していることが特徴です。
メーカーは、発火や発煙のリスクを低減する設計として紹介しています。
さらに、釘刺し試験や圧壊試験によって燃えにくさを検証しているほか、国内の第三者機関と連携し、破損時に発生するガスについても試験を実施しています。
電気用品安全法の技術基準への適合も公表されています。
充電面では、最大30WのUSB PD出力に対応。USB Type-Cケーブルを内蔵しているため、外出先でも手軽に充電できます。
向いている人と注意点
メーカーが公表する安全試験の内容を重視したい方や、容量と充電速度の両方を求める方におすすめです。
ただし、半固体電池も衝撃や高温による影響を受ける可能性があります。
また、最大30Wは単独出力時の数値で、2台同時充電では合計最大15Wとなります。
基本スペック
- 型番:BMPBSA10000BKX
- 容量:10,000mAh
- 最大出力:30W
- 重量:約210g
Philips DLP5719C|2種類のケーブルを内蔵
PhilipsのDLP5719Cは、USB Type-CとLightningの2種類のケーブルを内蔵したモバイルバッテリーです。
特徴とおすすめポイント
異なる充電端子に対応できるため、家族でスマートフォンの機種が違う場合にも便利です。
USB Type-Cポートと内蔵USB Type-Cケーブルは、最大20WのPD急速充電に対応しています。
国内販売元の商品説明では、過充電、過放電、過電流、過電圧、過熱、短絡に対する6種類の保護機能を搭載すると案内されています。
また、販売元は電気用品安全法の技術基準への適合も公表しており、PSE表示に関する情報を確認できます。
向いている人と注意点
充電ケーブルを忘れやすい方や、USB Type-CとLightningの両方を使用する方におすすめです。
ただし、LightningケーブルとUSB Type-Cケーブルでは充電性能が異なります。
また、内蔵ケーブルが破損した場合の扱いについては、購入前に販売元の保証内容を確認しておくとよいでしょう。
基本スペック
- 型番:DLP5719C
- 容量:10,000mAh
- USB Type-C最大出力:20W
- 重量:約190g
おすすめモバイルバッテリー一覧
| 商品名・型番 | 容量 | 最大出力 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| エレコム EC-C28LPN | 5,000mAh | 22.5W | 直挿し型・5種類の保護機能 |
| Anker Nano A1113 | 10,000mAh | USB-C 30W・無線15W | 薄型・電池セルの安全試験 |
| Mcdodo MC-995 | 10,000mAh | 25W | 半固体電池・Qi2.2対応 |
| バッファロー BMPBSA10000BKX | 10,000mAh | 30W | 半固体電池・安全試験を公表 |
| Philips DLP5719C | 10,000mAh | 20W | 2種類のケーブル内蔵 |
※最大出力は接続機器や充電方法によって異なります。各商品の安全対策はメーカーまたは国内販売元の公表情報に基づくもので、安全性を保証するものではありません。
モバイルバッテリーを使うときの注意点とまとめ
モバイルバッテリーは、購入時の製品選びだけでなく、日頃の使い方も大切です。
特に、次の点に注意しましょう。
- 高温になる車内や直射日光の当たる場所に放置しない
- 落下などの強い衝撃を与えない
- 充電中は周囲に燃えやすいものを置かない
- 異常な発熱、膨張、異臭などがある場合は使用を中止する
- 購入後もメーカーのリコール情報を確認する
モバイルバッテリーには、軽さを重視したモデルから、ケーブル内蔵型、半固体電池を採用したモデルまで、さまざまな種類があります。
短時間の外出にはコンパクトな5,000mAhモデル、旅行などで長時間使用する場合は10,000mAhモデルが選択肢になります。
また、安全性が気になる場合は、PSEマークの表示に加えて、メーカーが公表する保護機能や安全試験の内容を確認することも重要です。
今回紹介した5商品は、それぞれ特徴が異なります。
使いやすさと安全対策に関する情報の両方を確認しながら、自分の使い方に合ったモバイルバッテリーを選んでみてください。
