夏の夜空を彩る花火大会。せっかくなら、目の前に広がる美しい花火を写真にも残したいですよね。
スマートフォンでも花火は撮影できますが、光の軌跡まできれいに写したいなら、レンズ交換式のカメラがおすすめです。
私自身、Instagramで写真を発信し、フォロワーが4桁になりましたが、写真撮影ではカメラ選びも大切だと感じています。
特に花火は、カメラの設定やシャッターを切るタイミングによって、写真の仕上がりが大きく変わる被写体です。
ただ、初めてカメラを購入する方にとっては、どの機種を選べばよいのか迷ってしまうと思います。
そこで今回は、これから花火撮影を始めたい方におすすめのミラーレス一眼カメラ5機種を厳選しました。
できるだけ購入費用を抑えたい方から、本格的なフルサイズカメラに挑戦したい方まで、それぞれに合ったモデルをご紹介します。
花火撮影におすすめのカメラの選び方

バルブ撮影に対応していることが重要
花火を美しく撮影するうえで、特に重要なのが「バルブ撮影」という機能です。
バルブ撮影とは、シャッターを開いている時間を自分で調整できる撮影方法です。
例えば、打ち上げられた花火が広がるタイミングに合わせてシャッターを開き、光の軌跡が十分に描かれたところで閉じることで、花火の形をきれいに記録できます。
さらに、複数の花火を1枚の写真に収めることも可能です。
今回紹介する5機種は、すべてバルブ撮影に対応しています。
フルサイズでなくても十分きれいに撮れる
カメラを選ぶ際によく耳にするのが、フルサイズとAPS-Cという言葉です。
フルサイズは一般的にAPS-Cよりも大きなイメージセンサーを搭載しており、暗い場所での撮影や階調表現などで有利になる場合があります。
ただし、花火は非常に明るい被写体です。
三脚を使用し、ISO感度を低く設定して撮影することも多いため、APS-Cカメラでも十分に美しい写真が撮れます。
初めての花火撮影であれば、無理にフルサイズを選ぶ必要はありません。ただ、打ち上げ場所のすぐ目の前などで撮影すると、フルサイズよりも、収まりきらなくなるので、その点は要注意です。
レンズキットを選ぶと始めやすい
カメラ本体だけを購入しても、基本的にレンズがなければ撮影できません。
初めて購入する場合は、レンズがセットになった「レンズキット」がおすすめです。
花火大会では、広い夜空に打ち上がる花火を撮影したり、遠くの花火を大きく写したりと、撮影場所によって必要な画角が変わります。
標準ズームレンズがあれば撮影を始めやすいですが、遠くからの撮影が多い方は望遠レンズも検討してみてください。
花火撮影デビューにおすすめのミラーレス一眼5選

Canon EOS R10|花火も風景も本格的に撮影したい方に
EOS R10は、初めてのカメラでも少し性能の高いモデルを購入したい方におすすめです。
APS-Cサイズのセンサーを搭載し、有効約2420万画素の高画質な写真を撮影できます。
特に魅力的なのが、カメラの操作性と撮影機能の充実度です。
EOS R10にはバルブ撮影に加えて、あらかじめ露光時間を設定できるバルブタイマー機能が搭載されています。
一定時間シャッターを開いて撮影したいときに便利で、花火の撮影でも活用できます。
RF-S18-150 IS STM レンズキットがおすすめ
また、RF-S18-150mmのレンズキットを選べば、広い風景から遠くの被写体まで、1本のレンズで幅広く対応できます。
花火大会の会場全体を撮影するだけでなく、少し離れた場所から花火を大きく写したいときにも便利です。
花火以外にも、紅葉、旅行、風景、動物など、さまざまな撮影を楽しみたい方に向いています。
こんな方におすすめ
- 初心者向けモデルより少し上の機種が欲しい
- 花火だけでなく旅行や風景も本格的に撮りたい
- なるべく1本のレンズで幅広い撮影を楽しみたい
Canon EOS R100|購入費用をできるだけ抑えたい方に
EOS R100は、できるだけ購入費用を抑えて花火撮影を始めたい方におすすめのモデルです。
キヤノンのミラーレス一眼の中でも比較的手に取りやすい価格帯でありながら、APS-Cサイズのセンサーと有効約2410万画素の撮影性能を備えています。
もちろん、花火撮影に欠かせないバルブ撮影にも対応しています。
また、本体がコンパクトで軽いため、花火大会へ持ち運びやすいのも魅力です。
一方で、液晶モニターは固定式で、タッチ操作にも対応していません。
おすすめのレンズキット:RF-S18-45 IS STM レンズキット
標準ズームレンズがセットになったRF-S18-45 IS STM レンズキットがおすすめです。
比較的コンパクトな組み合わせで、花火だけでなく、旅行先の風景や日常の写真撮影も楽しめます。
ただし、望遠側は45mmまでのため、遠くから打ち上がる花火を大きく撮影したい場合には、別途望遠レンズが必要になります。
操作性や便利な機能では上位モデルに及びませんが、花火をきれいに撮影するための基本機能は備えています。
最初から高価なカメラを購入することに抵抗がある方には、特におすすめしたいモデルです。
こんな方におすすめ
- とにかく購入費用を抑えたい
- 初めてミラーレス一眼を購入する
- 花火や旅行の写真を気軽に撮影したい
SONY α6400|広角から望遠まで撮影を楽しみたい方に
SONY α6400は、コンパクトなボディーに本格的な撮影性能を備えたAPS-Cミラーレス一眼です。
有効約2420万画素のセンサーを搭載し、花火撮影に必要なバルブ撮影にも対応しています。
また、SONYのEマウントは交換レンズの選択肢が豊富なことも魅力です。
将来的に広角レンズや高性能な望遠レンズを追加するなど、撮影スタイルに合わせたステップアップも楽しめます。
おすすめのレンズキット:ダブルズームレンズキット
特におすすめしたいのが、ダブルズームレンズキットです。
標準ズームレンズと望遠ズームレンズの2本がセットになっているため、撮影場所に応じてレンズを使い分けることができます。
例えば、近くで打ち上がる大きな花火は標準ズームレンズで撮影し、離れた場所から小さく見える花火は望遠ズームレンズで大きく写すといった使い方ができます。
初めから2本のレンズをそろえられるため、花火の撮影場所に合わせて柔軟に対応できるのが魅力です。
ただし、バルブ撮影には対応するリモコンを用意すると便利です。
こんな方におすすめ
Canon EOS R50|操作のしやすさと軽さを重視する方に
EOS R50は、初めてミラーレス一眼を購入する方でも扱いやすいカメラです。
有効約2420万画素のAPS-Cセンサーを搭載し、花火撮影に必要なバルブ撮影にも対応しています。
EOS R100との大きな違いは、液晶モニターの使いやすさです。
EOS R50には、角度を自由に調整しやすいバリアングル液晶モニターが搭載されています。
花火撮影では三脚を立てて撮影することが多く、カメラの設置位置によってはモニターが見にくくなることもあります。
そのような場面で、液晶の角度を変えられるのは便利です。
おすすめのレンズキット:RF-S18-45 IS STM レンズキット
初めての購入なら、標準ズームレンズが付属するRF-S18-45 IS STM レンズキットがおすすめです。
カメラ本体もレンズもコンパクトなため、持ち運びやすく、気軽に撮影を楽しめます。
広い夜空に打ち上がる花火を撮影する場合にも使いやすい組み合わせです。
一方、遠くから花火を撮影する機会が多い場合は、望遠ズームレンズの追加も検討してみてください。
また、タッチ操作にも対応しているため、カメラの操作に慣れていない方にも使いやすいモデルとなっています。
EOS R10ほどの機能を必要としないものの、EOS R100よりも快適な操作性を求める方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 初めてでも操作しやすいカメラが欲しい
- 軽くて持ち運びやすいモデルを選びたい
- 花火だけでなく日常の写真や動画も楽しみたい
Nikon Z5IIC|初めてのフルサイズカメラに挑戦したい方に
Nikon Z5IICは、2026年10月23日に発売されたフルサイズミラーレス一眼です。
今回紹介する5機種の中で、唯一フルサイズセンサーを搭載しています。
有効約2450万画素のセンサーを採用しており、豊かな階調表現や高画質な撮影を楽しめるのが魅力です。
もちろん、バルブ撮影にも対応しています。
さらに、シャッターボタンを1回押すと露光を開始し、もう1回押すと終了する「タイム撮影」も利用できます。
花火の打ち上げから開花まで、光の軌跡を見ながら撮影時間を調整したいときにも便利です。
おすすめのレンズキット:24-50 レンズキット
初めて購入する場合は、24-50mmの標準ズームレンズが付属するレンズキットがおすすめです。
24mmから撮影できるため、広い夜空に打ち上がる花火や、花火大会の会場全体を写真に収めたいときにも便利です。
一方で、望遠側は50mmまでとなっているため、離れた場所から花火を大きく撮影するには、別途望遠レンズが必要になる場合があります。
また、ボディー内5軸手ブレ補正を搭載しているため、花火以外の手持ち撮影でも活躍します。
今回の5機種の中では購入費用が高くなりますが、初めてのカメラでも最初からフルサイズを購入して長く使いたい方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 初めてのカメラからフルサイズに挑戦したい
- 花火だけでなく風景や夜景も本格的に撮りたい
- 長く愛用できるカメラを購入したい
おすすめ5機種の比較表
今回紹介した5機種の特徴を比較してみましょう。
| カメラ | センサー | バルブ撮影 | おすすめポイント |
|---|---|---|---|
| Canon EOS R10 | APS-C | 対応 | 撮影機能が充実し、幅広く使える |
| Canon EOS R100 | APS-C | 対応 | 購入費用を抑えやすい |
| SONY α6400 | APS-C | 対応 | ダブルズームキットが魅力 |
| Canon EOS R50 | APS-C | 対応 | 初心者でも操作しやすい |
| Nikon Z5IIC | フルサイズ | 対応 | フルサイズの高画質を楽しめる |
どのカメラも花火を撮影するための基本性能を備えています。
購入費用と性能のバランスで選ぶならEOS R10、できるだけ安く始めるならEOS R100がおすすめです。
操作性を重視するならEOS R50、レンズの選択肢を広げたいならSONY α6400も魅力的です。
そして、初めてのカメラでもフルサイズに挑戦したい方にはNikon Z5IICが候補になります。
花火撮影デビューで覚えておきたいカメラの設定
お気に入りのカメラを購入したら、実際に花火を撮影してみましょう。
花火撮影では、カメラの設定がとても重要です。
初めて撮影する場合は、次の設定を目安にしてみてください。
| 設定項目 | おすすめの初期設定 |
|---|---|
| 撮影モード | マニュアル(M)またはバルブ(B) |
| ISO感度 | ISO100 |
| 絞り値 | F8~F11 |
| シャッタースピード | バルブ撮影で2~6秒程度から調整 |
| ピント合わせ | マニュアルフォーカス |
| ホワイトバランス | 太陽光またはオート |
| 記録形式 | RAWまたはRAW+JPEG |
これらはあくまで目安です。花火の明るさや打ち上げ数、撮影場所によって適切な設定は変わります。
特にスターマインのように大量の花火が打ち上がる場面では、長時間シャッターを開けすぎると白飛びすることがあります。
撮影した写真を確認しながら、シャッターを開いている時間を調整してみてください。
また、きれいに撮影するためには、カメラ以外の準備も欠かせません。
特に重要なのが三脚です。
花火撮影は数秒間シャッターを開くことが多く、手持ちでは写真がぶれてしまいやすくなります。
しっかりとした三脚を用意し、できれば対応するリモコンも使用しましょう。
なお、花火大会によっては三脚の使用が禁止・制限されている場合があります。事前に大会のルールを確認し、周囲の観覧者の迷惑にならないように撮影してください。
まとめ|初めての花火撮影は自分に合ったカメラから
今回は、花火撮影デビューにおすすめのミラーレス一眼カメラ5機種をご紹介しました。
個人的に、購入費用と性能のバランスを重視するなら、EOS R10が特におすすめです。
RF-S18-150mmのレンズキットなら、花火だけでなく、旅行や紅葉などさまざまな風景を撮影できるため、長く楽しめると思います。
一方で、初めてのカメラにあまり費用をかけたくない方は、EOS R100から始めるのも十分におすすめできる選択肢です。
花火は高価なフルサイズカメラでなければ美しく撮れないというものではありません。
大切なのは、カメラの特徴を理解し、撮影の設定やシャッターを切るタイミングを少しずつ覚えていくことです。
ぜひ自分に合ったカメラを見つけて、次の花火大会では美しい光の軌跡を写真に残してみてください。真に残してみてください。






