DJIのポケットジンバルカメラに、上位モデルの「Osmo Pocket 4P」が登場しました。
これまでのOsmo Pocketシリーズは、手のひらサイズでブレの少ない映像を撮れるのが魅力でしたが、Osmo Pocket 4Pはそこからさらに一歩進んだモデルです。
大きな違いは、広角カメラに加えて中望遠カメラを搭載したこと。
日常のVlogや旅行動画だけでなく、人物をきれいに切り取るポートレート風の動画、少し離れた被写体の撮影まで1台でこなしやすくなっています。
この記事では、Osmo Pocket 4Pの特徴、Osmo Pocket 4・Osmo Pocket 3との違い、さらにOsmo Pocket 4PのスタンダードコンボとVlogコンボの違いをわかりやすく紹介します。
Osmo Pocket 4Pとは?
Osmo Pocket 4Pは、DJI初のデュアルレンズジンバルカメラとして登場したポケット型カメラです。
従来のOsmo Pocketシリーズは、広角寄りの映像を気軽に撮れるカメラという印象が強いモデルでした。
一方で、Osmo Pocket 4Pは広角だけでなく、中望遠でも撮れるのが大きな魅力です。
広い景色や街歩きは20mm相当の広角レンズで撮影し、人物や商品、少し離れた被写体は60mm相当の中望遠レンズで撮影できます。
つまり、Osmo Pocket 4Pは「ただのVlogカメラ」というより、動画の画づくりまで楽しみたい人向けのPocketシリーズです。
Osmo Pocket 4Pの主な特徴
デュアルレンズで撮れる画が増えた
Osmo Pocket 4P最大の特徴は、広角レンズと中望遠レンズを搭載していることです。
広角レンズは、旅行、街歩き、集合写真、日常Vlogなどに使いやすい画角です。
中望遠レンズは、人物を自然に切り取りたいときや、少し離れた被写体を大きく撮りたいときに便利です。
Pocketシリーズで「背景を少しぼかした人物カット」や「商品をきれいに見せるカット」を撮りたいなら、この中望遠レンズはかなり大きな魅力になります。
17ストップのダイナミックレンジに対応
Osmo Pocket 4Pは、広角カメラで最大17ストップのダイナミックレンジに対応しています。
ダイナミックレンジが広いと、明るい部分と暗い部分の階調を残しやすくなります。
たとえば、逆光の人物、夕暮れの街、夜景、室内から窓の外を写すような場面では、白飛びや黒つぶれを抑えた映像を狙いやすくなります。
撮影後に色味を整えたい人にとっても、階調の余裕があるのは大きなメリットです。
4K/240fpsのスローモーションに対応
Osmo Pocket 4Pは、広角カメラで4K/240fpsのスローモーション撮影に対応しています。
水しぶき、髪の動き、ペットの動き、スポーツ、イベントの一瞬を印象的に残したいときに便利です。
普通に撮ると一瞬で終わる場面でも、スローにするだけで映像っぽさがかなり出ます。
ActiveTrack 8.0で被写体を追いやすい
Osmo Pocketシリーズの良さは、カメラ任せでも被写体を追いやすいところです。
Osmo Pocket 4PではActiveTrack 8.0に対応し、被写体をフレーム内に捉えやすくなっています。
1人で撮影するときも、カメラを置いて話すときも、追尾性能が高いのはかなり助かります。
Vlogや商品レビューのように、自分でカメラマンを用意できない撮影でも使いやすいです。
Osmo Pocket 4P・Osmo Pocket 4・Osmo Pocket 3の違い
Osmo Pocket 4P、Osmo Pocket 4、Osmo Pocket 3は、どれもコンパクトなジンバルカメラです。
ただし、選ぶべき人はかなり違います。
| モデル | 主な特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Osmo Pocket 4P | デュアルレンズ、17ストップ、D-Log 2、60mm中望遠 | 画づくりまでこだわりたい人、人物・旅行・商品撮影を1台で撮りたい人 |
| Osmo Pocket 4 | 1インチCMOS、4K/240fps、14ストップ、内蔵ストレージ搭載 | 性能と使いやすさのバランスを重視する人 |
| Osmo Pocket 3 | 1インチCMOS、4K/120fps、扱いやすい定番モデル | 初めてPocketシリーズを使う人、広角中心で撮りたい人 |
Osmo Pocket 4PとOsmo Pocket 4の違い
Osmo Pocket 4PとOsmo Pocket 4で迷う場合、一番の判断ポイントは「中望遠レンズが必要かどうか」です。
Osmo Pocket 4もかなり高性能です。
4K/240fps、1インチCMOS、14ストップのダイナミックレンジ、内蔵ストレージなど、普通のVlogや旅行動画には十分すぎる内容です。
ただ、Osmo Pocket 4は基本的に20mmの広角レンズが中心です。
自撮りや街歩き、風景には強いですが、人物を少し離れて自然に撮ったり、背景を整理して印象的なカットを作ったりするなら、Osmo Pocket 4Pの60mm中望遠レンズが効いてきます。
広角中心で十分ならOsmo Pocket 4。
人物・商品・旅行先の雰囲気まで、少し映像っぽく撮りたいならOsmo Pocket 4Pです。
Osmo Pocket 4PとOsmo Pocket 3の違い
Osmo Pocket 3は、今でも十分使いやすい名機です。
1インチCMOSセンサーを搭載し、4K/120fpsのスローモーションにも対応しています。
歩き撮りや日常Vlogなら、Osmo Pocket 3でも十分きれいに撮れます。
ただし、Osmo Pocket 4Pと比べると、撮れる画の幅は違います。
Osmo Pocket 3は広角中心で、内蔵ストレージもありません。
一方、Osmo Pocket 4Pは広角と中望遠の2つのレンズを使え、内蔵ストレージも搭載しています。
安定した広角Vlogを撮りたいならOsmo Pocket 3。
これから長く使う前提で、映像の表現力まで求めるならOsmo Pocket 4Pを選びたいところです。
Osmo Pocket 4Pのコンボ比較
Osmo Pocket 4Pには、スタンダードコンボとVlogコンボがあります。
どちらも本体は同じですが、付属するアクセサリーが違います。
手持ち中心で気軽に使いたいならスタンダードコンボ。
マイクや三脚までまとめて揃えて、Vlogやレビュー撮影を始めたいならVlogコンボが向いています。
| コンボ | 主な同梱物 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スタンダードコンボ | 本体、USB-Cケーブル、補助ライト、リストストラップ、1/4インチねじ穴付きハンドル、キャリーポーチなど | まず本体中心で使いたい人、すでにマイクや三脚を持っている人 |
| Vlogコンボ | スタンダード構成に加えて、Osmo FrameTap、DJI Mic Mini 2トランスミッター、ミニ三脚、キャリーバッグなど | Vlog、商品レビュー、旅行撮影をしっかり始めたい人 |
スタンダードコンボで十分な人
スタンダードコンボは、まずOsmo Pocket 4P本体を使ってみたい人に向いています。
手持ち撮影が中心なら、スタンダードコンボでもかなり使えます。
旅行先で街歩きを撮る。
家族やペットを撮る。
イベントの様子を残す。
こういった使い方なら、最初からアクセサリーをたくさん揃えなくても十分楽しめます。
すでに外部マイクや三脚を持っている人も、スタンダードコンボで問題ありません。
必要なものだけ後から買い足せるので、無駄が出にくい選び方です。
Vlogコンボを選びたい人
Vlogコンボは、撮影まわりを最初からまとめて揃えたい人向けです。
特に注目したいのが、DJI Mic Mini 2トランスミッターとミニ三脚です。
動画は画質も大事ですが、実際に見やすさを左右するのは音声です。
人が話す動画を撮るなら、マイクがあるだけでかなり印象が変わります。
また、ミニ三脚があると、カメラを置いて自分を撮る、商品レビューを撮る、料理や作業風景を撮るといった使い方がしやすくなります。
Vlogコンボに含まれるOsmo FrameTapも、離れた場所からカメラを操作したい場面で便利です。
1人で撮影することが多い人には、Vlogコンボの方が使いやすいです。
どのモデルを選ぶべき?
とにかく画づくりにこだわるならOsmo Pocket 4P
旅行、Vlog、人物、商品、イベントなどを1台で撮りたいなら、Osmo Pocket 4Pが一番おすすめです。
広角だけでなく中望遠が使えるので、動画にメリハリを出しやすくなります。
街歩きは広角で撮り、人物や食べ物、商品は中望遠で寄る。
これだけで、スマホや従来の広角カメラだけでは出しにくい映像になります。
特に、SNSやYouTube用に「少しちゃんとした映像」を作りたい人には、Osmo Pocket 4Pが向いています。
バランス重視ならOsmo Pocket 4
中望遠レンズまではいらないけれど、高画質で使いやすいPocketが欲しいならOsmo Pocket 4がちょうどいいです。
4K/240fps、14ストップのダイナミックレンジ、内蔵ストレージなど、性能面はかなり強いです。
広角中心で撮るなら、Osmo Pocket 4でも十分満足できます。
自撮り、街歩き、旅行の記録が中心なら、Osmo Pocket 4はかなり現実的な選択肢です。
まずPocketシリーズを使ってみたいならOsmo Pocket 3
初めてPocketシリーズを使う人には、Osmo Pocket 3もまだ選択肢に入ります。
1インチセンサーを搭載していて、歩き撮りや日常Vlogには十分使えます。
ただし、Osmo Pocket 4PやOsmo Pocket 4と比べると、スローモーション性能、内蔵ストレージ、撮影の自由度では差があります。
長く使う予定なら、Osmo Pocket 4以上を選ぶ方が後悔しにくいです。
Osmo Pocket 4Pはこんな人におすすめ
Osmo Pocket 4Pは、ただ記録するだけでなく、見栄えのする動画を撮りたい人に向いています。
旅行先で街並みも人物もきれいに撮りたい人。
子どもやペットの自然な表情を残したい人。
商品レビューやVlogを撮りたい人。
スマホより安定した映像を撮りたい人。
そして、できれば編集までして、きれいな映像に仕上げたい人。
こういう人には、Osmo Pocket 4PのデュアルレンズとD-Log 2、17ストップのダイナミックレンジがしっかり活きます。
逆に、撮って出しの簡単な記録だけで十分なら、Osmo Pocket 4やOsmo Pocket 3でも満足できる可能性があります。
まとめ
Osmo Pocket 4Pは、Pocketシリーズの中でもかなり映像表現に寄せたモデルです。
最大の魅力は、20mm広角と60mm中望遠のデュアルレンズ。
これまでのPocketシリーズでは撮りにくかった、人物を自然に切り取る映像や、少し離れた被写体を印象的に見せる映像が撮りやすくなっています。
Osmo Pocket 4P、Osmo Pocket 4、Osmo Pocket 3で迷ったら、次のように選ぶとわかりやすいです。
| 選び方 | おすすめモデル |
|---|---|
| 画づくりまでこだわりたい | Osmo Pocket 4P |
| 性能と使いやすさのバランスを重視したい | Osmo Pocket 4 |
| 広角中心で気軽に使いたい | Osmo Pocket 3 |
| Vlogやレビュー撮影を本格的に始めたい | Osmo Pocket 4P Vlogコンボ |
| すでにマイクや三脚を持っている | Osmo Pocket 4P スタンダードコンボ |
Osmo Pocket 4Pは、単なる小型カメラではなく、撮れる映像の幅を広げてくれる1台です。
旅行、Vlog、人物撮影、商品撮影まで1台でこなしたいなら、Osmo Pocket 4Pはかなり魅力のある選択肢になります。




