【2026年版】プリンターおすすめ5選!本体価格だけでなくインク代・印刷コストも比較

プリンター・複合機

家庭で書類や写真を印刷するときに便利なプリンター。最近は1万円前後でも購入できる複合機があり、比較的手頃な価格で選べるようになっています。

ただ、プリンターを購入するときに気を付けたいのが、購入後のインク代です。

我が家で使っているプリンターも、大容量インクを買うと7,000〜9,000円台になることがあります。何度も買い替えていると、いつの間にか本体価格以上の金額をインクに使っていることも。

安いプリンターを買ったつもりでも、インク代が高ければ長い目で見ると割高になる場合があります。

今回は、家庭向けの手頃な複合機から持ち運びできるモバイルプリンターまで5機種を紹介します。

それぞれの機能はもちろん、交換用インクの価格や1枚あたりの印刷コストにも注目して比較しました。

プリンター選びではインク代も重要!購入前に確認したいポイント

交換用インクは一式でいくらかかる?

プリンターは、本体を購入したら終わりではありません。

使い続けるためにはインクの交換が必要で、機種によってはインクを一式そろえるだけで数千円から1万円以上かかります。

特に本体価格が安いモデルでは、インクを何度か交換しただけで、本体の購入金額を超えてしまうことも珍しくありません。

購入するときは、プリンター本体だけでなく、対応する純正インクの価格も一緒に確認しておきたいところです。

大容量インクは高くてもお得な場合がある

交換用インクには、標準容量と大容量の2種類が用意されているモデルもあります。

大容量インクは購入時の金額が高くなるものの、印刷できる枚数が増えるため、1枚あたりの印刷コストを抑えられる場合があります。

例えば、キヤノンのTS3730では、メーカー公表のA4カラー文書の印刷コストに次の違いがあります。

  • 標準容量インク:約27.0円/枚
  • 大容量インク:約19.5円/枚

同じプリンターでも、使用するインクによってこれだけ違います。

ただし、年に数回しか印刷しない場合は、大容量インクを使い切るまでに時間がかかることもあります。印刷頻度に合わせて選ぶことが大切です。

独立型インクと一体型インクの違い

インクの交換方式も確認しておきましょう。

独立型インクは、ブラック・シアン・マゼンタ・イエローなどが分かれており、なくなった色だけ交換できます。

一方、一体型インクは複数の色が1つのカートリッジになっているため、カラーのうち1色だけがなくなった場合でも、カートリッジごと交換する必要があります。

ただし、独立型だから必ず安いというわけではありません。実際の印刷コストやカートリッジ価格も比べる必要があります。

印刷枚数が多いなら1枚あたりのコストを重視

仕事や学校の資料などを頻繁に印刷する場合は、特に1枚あたりの印刷コストが重要です。

例えば、1枚12円のプリンターと20円のプリンターなら、1,000枚印刷した場合のインク代は単純計算で8,000円も違います。

本体価格が少し高くても、印刷コストの安い機種を選んだほうが、数年間ではお得になる可能性があります。

なお、メーカーが公表している印刷コストは一定の測定条件による目安です。実際には印刷内容やクリーニングの頻度によって変わります。

おすすめプリンター5選

ブラザー DCP-J916N ~印刷コストを抑えながら書類も快適に印刷~

家庭で頻繁にプリンターを使う人におすすめなのが、ブラザーの「DCP-J916N」です。


印刷・コピー・スキャンに対応した複合機で、自動両面印刷やADF(自動原稿送り装置)も搭載しています。

特に注目したいのが、比較的安い印刷コストです。

メーカー公表値では、A4カラー文書が1枚約12.0円、モノクロ文書なら約3.0円。今回紹介する5機種のなかでも印刷コストを抑えやすいモデルです。

対応する純正インクは「LC511シリーズ」。4色パックのLC511-4PKは、ブラザー公式通販で3,850円(税込)となっています。

4色独立型なので、ブラックだけがなくなった場合も、ブラックのインクだけを購入すれば済みます。

普通紙を最大150枚セットできる前面給紙トレイもあり、まとめて印刷する際にも便利です。

本体価格の安さだけでなく、長く使った場合のインク代まで考えて選びたい人におすすめします。

インク代の目安

  • 純正4色パック:3,850円
  • A4カラー文書:約12.0円/枚
  • A4モノクロ文書:約3.0円/枚
  • 対応インク:LC511シリーズ

エプソン EW-056A1~手頃な本体価格と4色独立型インクが魅力~

購入時の出費をできるだけ抑えたい人におすすめなのが、エプソンの「EW-056A1」です。


2026年夏モデルとして販売されている、印刷・コピー・スキャンに対応したA4インクジェット複合機です。

本体はコンパクトで、自宅で書類や写真を印刷するような用途に向いています。

採用しているのは4色独立型インク。必要な色だけ交換できるため、特定の色を多く使う場合にも便利です。

対応する純正インクは「メダマヤキ」シリーズで、4色パックのMED-4CLは販売店によって異なりますが、おおむね4,000円台で購入できます。

同等の基本仕様を持つEW-056Aのメーカー公表値では、A4カラー文書のインク代は約16.2円です。

ブラザー DCP-J916Nと比べるとカラー印刷のコストは高めですが、本体価格を抑えやすい点は魅力です。

印刷する枚数が少なく、コピーやスキャンもできる手頃な複合機が欲しい人におすすめです。

なお、EW-056A1はソフトウェアディスクが付属しない仕様なので、必要なドライバーはエプソンの公式サイトからダウンロードして使用します。

インク代の目安

  • 純正4色パック:4,000円台が目安
  • A4カラー文書:約16.2円/枚(EW-056Aの公表値)
  • 対応インク:MEDシリーズ

キヤノン PIXUS TS3730 ~本体価格は手頃でもインク代には注意~

キヤノンの「PIXUS TS3730」は、家庭用として購入しやすい価格帯のインクジェット複合機です。


印刷・コピー・スキャンに対応しており、スマートフォンからの印刷にも便利です。

書類の文字をくっきり印刷できる顔料ブラックと、写真などのカラー印刷に使う染料インクを組み合わせた4色ハイブリッド方式を採用しています。

ただし、購入前に確認しておきたいのがインク代です。

対応する純正インクは、ブラックの「BC-365」とカラーの「BC-366」。カラーは3色一体型になっています。

大容量のBC-365XLとBC-366XLを購入すると、キヤノン公式通販の単品価格では合計6,670円(税込)になります。

また、A4カラー文書の印刷コストは、大容量インク使用時で約19.5円、標準容量では約27.0円です。

本体価格が安いからといって、印刷コストまで安いとは限らないことが分かります。

年賀状や提出書類など、必要なときだけ印刷する家庭なら十分候補になりますが、毎月大量の書類を印刷する人はインク代まで比較して選びたいところです。

インク代の目安

  • 純正大容量インク2本:合計6,670円
  • A4カラー文書:約19.5円/枚(大容量)
  • A4モノクロ文書:約8.8円/枚(大容量)
  • 対応インク:BC-365/BC-366シリーズ

キヤノン TR163 ~持ち運べて交換用インクも比較的購入しやすい~

外出先でもプリンターを使いたい人におすすめなのが、キヤノンのモバイルプリンター「TR163」です。


コンパクトな本体でA4サイズまで印刷できるため、仕事先や出張先で資料を印刷する用途に適しています。

別売りのバッテリーを使用すれば、コンセントのない場所でも印刷できます。

対応する純正インクは、ブラックの「BCI-19Black」とカラーの「BCI-19Color」です。

キヤノン公式通販では、ブラックが1,540円、カラーが2,040円で、両方を購入しても合計3,580円(税込)です。

交換時に必要な金額が比較的少ない点は魅力ですが、A4普通紙の印刷コストはカラー約15.6円、モノクロ約8.1円となっています。

一度に購入するインクの金額が安くても、1枚あたりのコストが最も安いわけではありません。

また、こちらは印刷専用のモデルなので、コピーやスキャンはできません。

外出先での印刷が必要で、持ち運びやすさを重視する人におすすめです。

インク代の目安

  • 純正ブラック+カラー:合計3,580円
  • A4カラー文書:約15.6円/枚
  • A4モノクロ文書:約8.1円/枚
  • 対応インク:BCI-19シリーズ

HP OfficeJet 250 Mobile AiO ~持ち運べる複合機だがインク代は高め~

外出先でもコピーやスキャンを使いたい人におすすめなのが、HPの「OfficeJet 250 Mobile AiO」です。


持ち運びできるコンパクトな複合機でありながら、印刷・コピー・スキャンの3つの機能を備えています。

最大10枚の原稿をセットできるADFも搭載しており、仕事先で複数枚の書類をスキャンする場合にも便利です。

一方、インク代については購入前によく確認しておきたいモデルです。

対応する純正インクは「HP 62シリーズ」で、大容量のHP 62XLも販売されています。

HP公式の希望販売価格では、大容量ブラックが6,460円、大容量カラーが5,320円。両方購入すると合計11,780円(税込)になります。

一度に交換するインク代としては、決して安い金額ではありません。

A4文書の印刷コストも、カラー約23.6円、モノクロ約10.8円と、今回の5機種のなかでは高めです。

ただし、持ち運べる複合機という点は大きな強み。別売りのバッテリーを使用すれば、電源のない場所での利用も可能です。

印刷コストの安さよりも、仕事先でコピーやスキャンまでできる便利さを優先したい人におすすめです。

インク代の目安

  • 純正大容量インク2本:合計11,780円
  • A4カラー文書:約23.6円/枚
  • A4モノクロ文書:約10.8円/枚
  • 対応インク:HP 62/62XLシリーズ

プリンター5機種のインク代・印刷コスト比較

今回紹介した5機種のインク代を比較すると、次のようになります。

プリンター交換用インク一式の参考価格A4カラー1枚A4モノクロ1枚
ブラザー DCP-J916N3,850円約12.0円約3.0円
エプソン EW-056A14,000円台約16.2円公表値なし
キヤノン TS37306,670円約19.5円約8.8円
キヤノン TR1633,580円約15.6円約8.1円
HP OfficeJet 25011,780円約23.6円約10.8円

※税込の参考価格です。交換用インクは各機種に対応する純正品で比較し、大容量タイプがある一部機種では大容量インクを使用しています。EW-056A1のカラー印刷コストはEW-056Aの公表値を参考にしています。インク価格は販売店や購入時期によって変動します。

比較してみると、ブラザー DCP-J916Nはカラー・モノクロともに印刷コストを抑えやすいことが分かります。

一方、持ち運びに対応したモデルは、据え置き型のプリンターより印刷コストが高くなる傾向があります。

特に気を付けたいのが、交換用インクの購入金額だけで判断しないことです。

一式3,000円台のインクと1万円以上のインクでは購入時の負担に大きな差がありますが、それぞれ印刷できる枚数も異なります。

長期間使うなら、交換時の金額と1枚あたりの印刷コストの両方を比較することが大切です。

1,000枚印刷するとインク代はどれくらい違う?

例えば、今回の5機種でA4カラー文書を1,000枚印刷したと仮定すると、メーカー公表の印刷コストから次のように計算できます。

プリンター1,000枚分のインク代
ブラザー DCP-J916N約12,000円
エプソン EW-056A1約16,200円
キヤノン TS3730約19,500円
キヤノン TR163約15,600円
HP OfficeJet 250約23,600円

※公表されている1枚あたりのインクコストに1,000を掛けた単純計算です。用紙代、本体価格、クリーニングによる追加消費などは含みません。

ブラザー DCP-J916Nとキヤノン TS3730では、1,000枚印刷した場合の差額が約7,500円になります。

毎月50枚のカラー文書を印刷するなら、1,000枚は約1年8か月分です。

もちろん、実際のインク使用量は印刷内容によって変わります。それでも、印刷枚数が増えるほどランニングコストの違いが大きくなることは分かります。

本体を購入するときに数千円の差を気にするなら、購入後のインク代にも目を向けておきたいところです。

まとめ

プリンターは、本体価格だけでなく購入後のインク代も含めて選ぶことが大切です。

今回紹介した5機種では、家庭で書類を頻繁に印刷する人には、印刷コストを抑えやすいブラザー DCP-J916Nがおすすめです。

一方、印刷頻度が低く、購入時の費用を抑えたい人には、エプソン EW-056A1やキヤノン TS3730も候補になります。

持ち運びを重視するなら、印刷専用のキヤノン TR163と、コピー・スキャンにも対応するHP OfficeJet 250 Mobile AiOを比較して選ぶとよいでしょう。

我が家のように、大容量インクを購入するたびに7,000〜9,000円台の出費になると、インク代の負担も決して小さくありません。

プリンターは一度購入すると数年間使うことも多い家電です。

「本体はいくらか」「交換用インクはいくらか」「1枚印刷するのにいくらかかるか」

この3つを確認しておくだけでも、購入後に思っていた以上のインク代がかかってしまうことを防ぎやすくなります。

自分がどのくらい印刷するのかを考えながら、長く使いやすいプリンターを選んでみてください。