CanonのLP-E17利用のEOSに給電ができるモバイルバッテリー3選!

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Canon EOS R10をはじめとした、LP-E17バッテリーを採用しているカメラを使っていると、撮影中のバッテリー切れが悩みの種になります。特に旅行先や屋外撮影では、予備バッテリーを複数持っていても不安になることがあるでしょう。そんなときに役立つのが「モバイルバッテリーによる給電対応」です。

モバイルバッテリー給電が注目される理由

LP-E17を採用する機種は、USB給電に対応しているモデルが増えています。ですが「給電できる」と「充電できる」は似て非なるものです。
実際に検証したところ、5V3Aでは充電はできても給電は不可。また、9V2.2Aでも起動せず、9V3A出力のPD対応バッテリーのみが安定して給電できたという結果になりました。
この電力条件の違いは非常に大きく、カメラで実際に給電撮影を行うには、9V3Aに対応したモバイルバッテリーを選ぶことが不可欠です。

純正のACアダプターを購入すれば確実ですが、価格が高く、屋外では持ち運びが不便。そのため、USB PD対応のモバイルバッテリーを利用することで、外出先でも安定した電源を確保できるようになります。

純正バッテリーが高価でコスパが悪い理由

Canon純正のLP-E17バッテリーは、容量が少ないにもかかわらず価格が5,000〜6,000円前後と高価です。撮影時間を延ばすために複数個揃えると、あっという間に1万円を超えてしまいます。
一方で、モバイルバッテリーであれば20,000mAhクラスでも数千円で購入可能。しかもカメラの給電だけでなく、スマートフォンやノートPCの充電にも使えるため、圧倒的なコストパフォーマンスを発揮します。

互換バッテリーを使うという選択肢もありますが、万一の故障時には保証対象外となることが多く、長期的に見るとリスクが高いのが現実です。その点、USB給電であればカメラ本体側が電圧を制御できるため、純正バッテリーを痛めずに運用できるのが大きな利点です。

モバイルバッテリーを使うメリット

撮影現場では、バッテリー交換のタイミングが意外と手間になります。特に夜景や星空など、長時間露光が必要なシーンでは、途中で電源を切ることが撮影失敗の原因にもなります。
モバイルバッテリーによる給電なら、電源を維持したまま安定した撮影が可能です。加えて、スマートフォンやタブレットの充電にも使えるため、撮影以外の機材もまとめて管理できるのが魅力です。

また、USB PD対応モデルは急速充電にも対応しているため、カメラの休憩中にすぐ満充電へ戻せるスピード感もあります。

給電対応モデルを選ぶ際のポイント

CanonのLP-E17対応カメラで給電を行う際は、以下の条件を満たすモデルを選ぶことが重要です。

  • USB Power Delivery(PD)対応であること
  • 9V 3A(27W)出力に対応していること
  • E-Markedケーブルの使用で安定性を確保
  • 容量10,000〜20,000mAh以上を推奨
  • 温度保護・過電流保護など安全設計があるモデル

これらの条件を満たさないと、カメラが給電モードに切り替わらなかったり、撮影中に電源が落ちるリスクがあります。

モバイルバッテリー給電はこれからのスタンダード

今後のEOSシリーズでは、USB PDによる給電機能がますます一般的になっていくと考えられます。
高価な純正バッテリーをいくつも買い揃えるよりも、9V3A出力対応のモバイルバッテリー1台を持っておく方が実用的で経済的です。
安全性・コスパ・利便性のすべてを考えると、モバイルバッテリー給電は今後のスタンダードな運用方法といえるでしょう。

CanonEOS RPやEOS R10など、LP-E17バッテリー使用カメラで給電できるモバイルバッテリー3選

ここからは、実際にLP-E17採用機種で9V3A給電が確認できたモバイルバッテリーを紹介します。いずれもUSB PD対応で、安定性と携帯性のバランスに優れています。

Anker Zolo Power Bank (20000mAh, 30W) 9V3A給電でEOSを安定駆動する軽量ハイパワーモデル

Anker Zolo Power Bank (20000mAh, 30W) は、コンパクトながら9V3A出力をしっかり維持し、Canon EOS RPやEOS R10などLP-E17バッテリー採用機で安定した給電が実際に確認できたモバイルバッテリーです。
出力はUSB Power Delivery(PD)対応の最大30W。5V3Aや9V2.2Aのモデルでは起動しなかったカメラでも、このモデルでは確実に電源が入り、長時間撮影中も電圧の落ち込みが一切ありませんでした。
軽量かつ高出力というバランスの良さから、旅行や屋外撮影に最適な一本です。

特徴

ZoloシリーズはAnkerの中でもデザイン性と安定性を両立したシリーズで、バッテリーセル品質の高さが魅力です。
このモデルは、9V3A給電を安定して維持できることが最大の特長。実際にEOS RPでの連続撮影や動画収録中も、途中で電源が落ちることなく動作しました。

USB-CポートとUSB-Aポートをそれぞれ1基ずつ搭載しており、カメラに給電しながらスマートフォンを同時に充電できる構成。
出力制御技術により、複数機器を接続しても電圧の変動が少なく、PD出力を安定して維持します。
さらに、Anker独自のMultiProtect安全システムを搭載しており、過電流防止・過熱防止・短絡防止などの安全面も万全です。

外観はマットな質感で傷が目立ちにくく、側面のLEDインジケーターで残量を確認可能。持ち運びにも優れ、カメラバッグに収納しても場所を取らないサイズ感です。

スペック

高出力と携帯性を両立した構成で、撮影中の給電にも安心して使える性能を備えています。

  • 容量:20,000mAh
  • 出力:最大30W(USB PD対応・9V3A給電確認済)
  • ポート構成:USB-C×1、USB-A×1
  • サイズ:約105×52×27mm
  • 重量:約350g
  • LEDインジケーター搭載(残量表示)
  • 保護機能:過電流防止・過充電防止・温度制御・ショート防止
詳細補足

EOS RPやEOS R10などLP-E17バッテリー採用モデルで、実際に9V3A給電が行えたことを確認。
接続後、すぐにカメラが給電モードへ切り替わり、動画撮影やタイムラプス撮影中も安定動作を維持しました。
給電中の電圧は安定しており、電源落ちやエラー表示は一度も発生していません。
同じ9V3A出力でも、Zoloシリーズは内部回路の精度が高く、カメラ給電向けに最適な電流制御がなされている点が印象的です。

注意点と使用のコツ

カメラ給電時には、E-Marked対応のUSB-C to USB-Cケーブルを使用することが必須です。
PD通信が正しく行われることで9V3Aの出力が安定し、撮影中のトラブルを防げます。
また、長時間使用するとバッテリー本体がやや温かくなるため、直射日光の当たらない場所で使用し、ケーブル接続部に負荷をかけないよう注意します。

160Wh未満のため航空機内への持ち込みも可能。旅行中の風景撮影や動画制作にも最適です。
軽量でありながら9V3A給電が安定しており、純正ACアダプターに頼らず外出先でカメラを稼働させたいユーザーにとって理想的な電源パートナーといえるでしょう。

Anker Power Bank (20000mAh, 30W) 9V3A対応で軽量・高効率な撮影向けモデル

Anker Power Bank (20000mAh, 30W) は、携帯性と高出力のバランスに優れた最新のモバイルバッテリーです。
Canon EOS RPやEOS R10など、LP-E17バッテリーを採用したカメラで実際に9V3A給電が可能だったことを確認しており、撮影現場でも非常に安定した動作を見せました。
出力30WのUSB Power Delivery(PD)対応モデルで、9V3A出力をしっかりと維持しながら給電できる点が特徴です。

従来の5V3Aや9V2.2A出力のバッテリーではカメラが起動しなかったケースでも、このモデルを使用すれば電源が安定し、ライブビューや動画撮影も途切れずに続けられます。
また、20,000mAhという容量を確保しながらも本体重量は約350gと軽量で、長時間の撮影旅行でも荷物にならない携帯性を実現しています。

特徴

Ankerならではの高品質な電力制御技術により、カメラへの給電時でも電圧のブレが少なく、9V3Aを安定して維持できるのが最大の魅力です。
USB-Cポート1基とUSB-Aポート1基を搭載し、カメラに給電しながらスマートフォンを同時充電することも可能。
旅行やロケ撮影、屋外イベントでの使用に最適な構成です。
また、PD対応ノートPCやiPhone 15シリーズへの急速充電にも対応しており、1台で複数機材をまとめて管理できるのも利点です。

Anker独自の「MultiProtect安全システム」を搭載しており、過電流防止・温度制御・過充電防止などの安全機能をすべて網羅。
電力効率と保護性能のバランスが取れた信頼性の高いモデルです。

スペック

携帯性と出力のバランスを重視した仕様で、カメラ利用にも最適な性能を備えています。

  • 容量:20,000mAh
  • 出力:最大30W(USB PD対応・9V3A給電確認済)
  • ポート構成:USB-C×1、USB-A×1
  • サイズ:約105×52×27mm
  • 重量:約350g
  • 安全機能:過電流・過充電・温度制御・ショート防止
詳細補足

9V3A出力によって、EOS RPでの長時間撮影時も電圧降下は見られず、安定したライブビュー撮影が可能でした。
動画収録中も給電が途切れることなく、純正ACアダプター同等の安定感が得られます。
また、USB-C出力の反応も速く、カメラ接続後すぐに給電モードへ切り替わる動作が確認されました。

注意点と使用のコツ

給電時はE-Marked対応のUSB-Cケーブルを使用することで、PD通信が安定し9V3Aを正確に維持できます。
軽量な本体は携帯性に優れますが、長時間使用すると若干の発熱を感じる場合があるため、撮影中は直射日光を避けて風通しの良い場所に置くと安心です。

容量が160Wh未満のため、飛行機への機内持ち込みも問題なく、旅行撮影にも適しています。
Canon純正バッテリーのように容量の少なさを気にせず、1台でカメラ・スマホ・ノートPCすべてをまかなえる高出力かつコスパに優れたモバイルバッテリーです。

ELECOM DE-C72L-20000 9V3A給電でEOSを安定駆動する高出力モバイルバッテリー

エレコムのDE-C72L-20000は、Canon EOS RPやEOS R10などLP-E17バッテリーを採用するカメラで実際に9V3A出力による安定給電が確認できたモバイルバッテリーです。
5V3Aや9V2.2Aではカメラが起動せず給電できなかった環境でも、このモデルでは確実に動作。動画撮影や長時間露光でも安定した電圧を維持し、撮影中に電源が落ちることもありませんでした。
USB Power Delivery(PD)規格に対応し、最大67Wの高出力設計。モバイルバッテリーながら、デジタルカメラ用の電源としても十分な信頼性を発揮します。

容量は20,400mAhと余裕があり、EOS RPを一日中稼働させても安心できるほどのパワー。USB-Cポートを2基、USB-Aポートを1基搭載し、カメラとスマートフォンを同時に充電しても安定して動作します。
LEDインジケーターで残量を1%単位で確認でき、撮影前後のバッテリー管理もしやすい設計です。デザインもマットブラックで高級感があり、撮影機材のひとつとして持ち歩きやすい仕上がりになっています。

特徴

DE-C72L-20000の最大の強みは、9V3A出力を満たして給電できることです。
Canon純正のACアダプターを使わずとも、PD対応ケーブルを通じてカメラを安定駆動できるため、屋外撮影や旅行での利便性が格段に向上します。
長時間撮影にも耐える放熱設計で、発熱が少なく安定動作を維持できるのもポイントです。
また、温度・電流・短絡などを制御する安全機構を内蔵しており、機材を守りながら効率的に給電が行えます。

スペック

出力やサイズなどのバランスも優れており、持ち運び性能と給電性能を両立しています。

  • 容量:20,400mAh(定格容量)
  • 出力:最大67W(USB PD対応・9V3A給電確認済)
  • ポート構成:USB-C×2、USB-A×1
  • サイズ:約74.5×105×31mm
  • 重量:約400g
  • LED残量表示:1%単位で確認可能
  • 保護機能:過電流防止・過放電防止・短絡防止・温度検知・過充電防止
詳細補足

9V3A出力を正確に維持できる点が、他モデルとの大きな違いです。
EOS RPやEOS R10を実際に接続した場合でも、カメラ側で「給電モード」に切り替わり、撮影・ライブビュー・動画記録いずれの動作も問題なく行えました。
特に長時間撮影やタイムラプス撮影中でも電圧降下が発生せず、給電中の安定性が非常に高いモデルです。

注意点と使用のコツ

カメラに接続する際は、E-Marked対応のUSB-C to USB-Cケーブルを必ず使用することが重要です。
このケーブルを使うことでPD通信が正しく行われ、9V3Aの安定給電が維持されます。
また、長時間使用時には本体がやや温かくなるため、直射日光下や狭い場所に置かず、風通しの良い環境で使用しましょう。

容量が160Wh未満のため航空機内への持ち込みも可能で、旅行撮影や出張にも最適です。
カメラ用純正バッテリーを複数個購入するよりもはるかに経済的で、1台でスマホ・タブレット・ノートPCまでまかなえる点も魅力です。
9V3Aを満たす高出力と安全性を両立した、日本ブランドらしい信頼性の高いモバイルバッテリーとして、Canonユーザーに最もおすすめできる一台です。