手軽に始めるなら価格より“楽しさ”を重視したい
ピアノを弾いてみたいけれど、いきなり何十万円もする電子ピアノを買うのはちょっと勇気がいりますよね。
そんなときに注目したいのが、低価格でも「弾く楽しさ」をしっかり味わえる鍵盤楽器たちです。
最近は技術の進化で、低価格帯でも鍵盤タッチや音の表現力が向上し、初心者や趣味で楽しみたい人にぴったりのモデルが増えています。
ここでは「安くても弾いていて気持ちいい」「続けてみたくなる」そんな5機種を紹介します。
YAMAHA PSR-E283(61鍵盤)
ヤマハの定番入門キーボード。61鍵盤で軽量コンパクトながら、410音色を搭載し、ポップスやアニメ曲など幅広いジャンルを気軽に楽しめます。
レッスン機能やクイズモードなど学びながら弾ける仕組みが豊富で、初めて鍵盤に触れる人にも安心です。
操作も分かりやすく、スイッチが大きめで扱いやすいのが特徴。持ち運びもしやすく、リビングでも机の上でも置けるサイズ感。
軽快なタッチで音色遊びをしたい方に向いています。
CASIO Casiotone CT-S195(61鍵盤)
こちらも人気のカシオ「Casiotone」シリーズの入門モデル。
小型ボディに多彩な音色を搭載し、シンプルながら音の響きが自然。コンパクトなのにスピーカーの出力がしっかりしていて、軽い演奏でも心地よい音が広がります。
鍵盤は軽めですが、リズムやメロディの練習を中心に「楽しさ」を味わうには十分。
USB接続対応なので、パソコンやスマートフォンアプリとつないで練習環境を広げることもできます。
Finger Dance 電子ピアノ 61鍵盤 折り畳み式
折り畳み式で軽量、持ち運びやすいのがこのモデルの魅力です。
音の厚みはシンプルですが、練習や趣味の導入には十分な性能です。折りたたむとコンパクトになるため、収納場所が限られるワンルームや学生さんにも人気があります。
POGOLAB ロールアップピアノ 88鍵盤
シリコン素材でくるくると巻いて収納できるロールアップタイプ。
88鍵盤を備えつつ、価格は1万円を切る手頃さで、最初の1台として試すにはちょうどいい存在です。
鍵盤のタッチは軽く、ピアノというより電子的な感触ですが、音色切り替えやリズム伴奏など遊び要素が多く、演奏ごっこから入る初心者におすすめです。
ちょっとした練習や気分転換にも使いやすい1台です。
YAMAHA P-45B(88鍵盤)
最後に紹介するのは、低価格帯ながら本格的なピアノタッチが味わえる人気モデル「YAMAHA P-45B」。
88鍵盤のフルサイズ仕様で、“グレードハンマースタンダード(GHS鍵盤)”を採用。
アコースティックピアノに近い打鍵感で、弾いていて心地よい響きが得られます。
従来のAWM音源をさらに改良し、リアルなピアノ音を再現。(AWMは、本物の楽器音等をデジタル録音して音源として利用する技術です。)
譜面台や電源アダプター、フットスイッチなど必要な付属品が揃っており、買ってすぐに練習を始められるのも魅力です。
重さ約11.5kgで設置もしやすく、部屋の隅に置いても邪魔になりません。
本格派への第一歩として、初心者が長く使える電子ピアノです。
まとめ:低価格でも“弾く喜び”はしっかり味わえる
最近の低価格モデルは、ただ安いだけでなく「続けたくなる」工夫が詰まっています。
軽いタッチで楽しむキーボードから、本格的な88鍵ピアノまで、3〜5万円台でも選択肢は豊富です。
特にYAMAHA P-45Bのようなモデルは、練習にも趣味にも使える完成度で、コスパを考えるなら間違いのない1台。
音を奏でる楽しさを気軽に体験できる時代だからこそ、まずは“手の届く一台”から始めてみてください。






