デジタル一眼レフカメラ(DSLR:Digital Single-Lens Reflex Camera)は、レンズから入った光をミラーとプリズムで反射させて光学ファインダーに映し、デジタルセンサーで記録するカメラです。
「フィルム一眼レフ」の仕組みをそのままに、記録媒体をフィルムからデジタルセンサーに置き換えたもの、と考えるとわかりやすいです。
- 特徴
- メリット
- デメリット
- こんな人におすすめ
- おすすめ5選
- Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM付属 KISSX7-1855ISSTMLK
- Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 18-140VR レンズキット D7500LK18-140
- PENTAX KF ボディ クリスタルホワイト APS-Cデジタル一眼レフカメラ
- Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10 標準ズームキット ブラック
- Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X5 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II付属 KISSX5-1855IS2LK
特徴
- 光学ファインダー:肉眼に近い自然な見え方で被写体を確認できる
- レンズ交換式:撮影シーンに合わせて広角・望遠・単焦点レンズを使い分け可能
- 大型センサー:APS-Cやフルサイズを搭載し、高画質・高感度撮影に強い
- 高い操作性:ダイヤルやボタンが多く、直感的に設定変更ができる
メリット
- 高画質・高性能:プロも使用する安心のクオリティ
- 動体撮影に強い:オートフォーカス性能や連写速度が優秀
- 電池持ちが良い:光学ファインダー使用で消耗が少ない
- 堅牢性が高い:タフな作りで長く使えるモデルが多い
デメリット
- サイズと重量が大きい:長時間の持ち運びは大変
- 動画機能はやや弱い:最近はミラーレスの方が動画性能で優勢
- 新製品が少ない:メーカーは徐々にミラーレスにシフトしており、DSLRの新モデルは減少傾向
こんな人におすすめ
- 本格的に写真撮影を学びたい初心者~中級者
- スポーツ、鉄道、動物など動きの速い被写体を撮りたい人
- 信頼性の高いカメラを長く使いたい人
- 「写真を撮る」という体験を重視する人
デジタル一眼レフは、今なお「堅実で信頼できるカメラ」として愛されています。
おすすめ5選
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X7 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM付属 KISSX7-1855ISSTMLK
EOS Kiss X7は、2013年に発売されたエントリー向けデジタル一眼レフカメラで、「世界最小・最軽量のデジタル一眼レフ」として当時話題になったモデルです。重さは約370g(本体のみ)と非常に軽量で、片手でも気軽に扱えるサイズ感が魅力です。小型ながら本格的な一眼レフの操作性を備えており、初心者が「初めての一眼レフ」として選ぶのに適しています。
搭載されているセンサーはAPS-Cサイズの有効画素数約1800万画素CMOSで、DIGIC 5映像エンジンと組み合わせることで、発色の良さとノイズの少ないクリアな描写を実現しています。ISO感度は100〜12800(拡張で25600)まで対応しており、暗所でも比較的安定した撮影が可能です。AFは9点測距、中央クロスセンサー搭載で、動きのある被写体でも十分なピント合わせが期待できます。
付属するEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMレンズは、広角から中望遠までをカバーできる標準ズームレンズです。STM(ステッピングモーター)駆動により静音かつスムーズなフォーカスを実現しているため、静止画だけでなく動画撮影にも適しています。手ぶれ補正機構も内蔵されており、初心者でも安心して扱える点が魅力です。
撮影体験としては、小型軽量のおかげで持ち運びが楽で、旅行や日常のスナップ撮影に非常に適しています。液晶モニターは固定式でバリアングルやタッチパネルは備えていませんが、その分シンプルで直感的に操作できます。ファインダーを覗いて撮る一眼レフらしい撮影体験と、ライブビューでの撮影の両方を楽しめるので、入門者が「写真を学ぶ道具」として使うのに十分な性能を持っています。
価格は中古市場で手頃になっており、エントリー機ながら性能がしっかりしているため、コストパフォーマンスは高いと言えます。新品のミラーレスに比べると機能面ではシンプルですが、あえて一眼レフを選びたい人や、ファインダー撮影を体験したい人には良い選択肢です。
総じて、Canon EOS Kiss X7は「小型・軽量でありながら本格的な一眼レフ体験」を提供してくれるカメラです。付属の標準ズームで幅広いシーンに対応でき、写真を始めたい初心者から、サブ機として軽快に使いたい経験者まで満足できる一台となっています。
Nikon デジタル一眼レフカメラ D7500 18-140VR レンズキット D7500LK18-140
D7500は2017年に登場したニコンの中級APS-Cデジタル一眼レフで、上位機種D500の技術を継承しつつ、軽量化とコストバランスを意識したモデルです。趣味として本格的に写真を撮りたい人や、エントリーモデルからステップアップを目指す人にとって最適な選択肢といえます。
搭載されているセンサーは有効画素数2088万画素のAPS-CサイズCMOSで、画像処理エンジンは当時最新のEXPEED 5を採用しています。ISO感度は標準で100〜51200と幅広く、拡張で164万相当まで設定可能です。これにより、暗所や高感度撮影に強く、夜景や屋内スポーツ撮影にも対応できます。連写性能は最高約8コマ/秒で、動きのある被写体を逃さず捉える力を持っています。
AFは51点マルチCAM 3500 IIオートフォーカスシステムを採用しており、特に中央15点がクロスタイプという構成で、動体追従性能も十分です。動画撮影は4K UHDに対応しており、写真と映像の両方を本格的に楽しめる点も魅力のひとつです。ファインダー視野率は100%で、被写体をしっかり確認しながら撮影できるのも中級機ならではの安心感があります。
今回の18-140mm VRレンズキットに含まれる「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」は、広角から望遠までをカバーできる便利ズームです。旅行や日常のスナップからポートレート、風景、ちょっとした動体撮影まで幅広く対応可能で、手ぶれ補正機構(VR)も備えているため、初心者でも安心して扱えます。これ一本でほとんどのシーンをカバーできるため、最初の一本として非常に優秀です。
外観と操作性については、防塵防滴構造と堅牢なボディを備えつつも、重さは約720gとフルサイズ機に比べれば持ち運びやすいのが特徴です。チルト式の液晶モニターはタッチ操作にも対応しており、ローアングルやハイアングルでの撮影もスムーズです。Wi-FiやBluetoothによるSnapBridge機能でスマホとの連携も可能で、撮影した写真をその場で共有するのも簡単です。
総じてNikon D7500は、「本格的な性能をコンパクトにまとめた万能機」といえます。高画質、優れたAF、連写性能、4K動画撮影とバランスの取れた性能は、写真を趣味として本格的に楽しみたい人にとって理想的な一台です。18-140mmレンズキットを選べば、買ってすぐに幅広い撮影に挑戦できる点も大きな魅力となっています。
PENTAX KF ボディ クリスタルホワイト APS-Cデジタル一眼レフカメラ
PENTAX KF は、APS-Cセンサーを搭載したデジタル一眼レフで、堅牢なボディと高画質を両立したカメラです。従来モデルからの進化として、より扱いやすく改良され、防塵防滴構造や耐寒性能を備えているため、アウトドア撮影にも安心して持ち出せます。特に「クリスタルホワイト」は他にはない特別色で、シンプルながらも存在感のあるデザインが特徴です。
センサーは約2424万画素のAPS-C CMOSを搭載しており、高解像度の写真撮影が可能です。ISO感度は最高で102400まで対応しているため、夜景や暗所撮影でもノイズを抑えながら撮影できるのが魅力です。また、内蔵の手ぶれ補正機構により、レンズに依存せず安定した撮影ができるのも大きな強みといえます。
ファインダーは視野率100%の光学式を採用しており、見たままの構図で撮影できる点は一眼レフならではの安心感があります。液晶モニターはバリアングル仕様で、ローアングルやハイアングル、さらには自撮りにも対応できる柔軟さを持っています。こうした機能は風景撮影からポートレート、旅行スナップまで幅広いシーンで役立ちます。
画質面では、ピクセルシフト解像技術やAAフィルターシミュレーション機能を搭載しており、静止画の細部描写や色再現を重視する撮影に適しています。連写性能は約6コマ/秒と標準的ですが、動きの速い被写体もある程度カバーでき、日常的な撮影から作品制作まで幅広く対応します。動画機能はフルHDまでで、最新の4K機種と比べると控えめですが、写真撮影をメインとするユーザーにとって十分な性能です。
総じてPENTAX KFは、堅牢性と高画質を両立した万能型のAPS-C一眼レフであり、特にアウトドアや旅行で安心して使いたい人、そしてデザイン性のあるカメラを持ちたい人にぴったりのモデルです。クリスタルホワイトの特別なボディカラーは、所有する喜びを感じさせるポイントにもなっています。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X10 標準ズームキット ブラック
EOS Kiss X10は、Canonのエントリー向けデジタル一眼レフの中でも特に人気の高いモデルです。「小型・軽量・扱いやすさ」を重視した設計でありながら、本格的な一眼レフの性能を備えているため、初心者からステップアップを目指すユーザーまで幅広く支持されています。重量は約449gと非常に軽く、持ち運びが苦にならないのが大きな魅力です。
搭載されているセンサーは有効約2410万画素のAPS-C CMOSで、DIGIC 8映像エンジンとの組み合わせにより高精細で色再現性の高い写真が撮れます。ISO感度は100〜25600まで対応し、暗所撮影でも安定した写りを実現しています。
AFは光学ファインダー使用時に9点測距ですが、ライブビュー撮影ではデュアルピクセルCMOS AFが使えるため、素早く正確なピント合わせが可能です。特に人物撮影で有効な「瞳AF」に対応しているため、ポートレート撮影でも安心感があります。動画撮影は4K UHDに対応しており、静止画だけでなく映像制作も楽しめる点は、スマートフォンからのステップアップを考えているユーザーにとって魅力的です。
標準ズームキットには EF-S18-55mm F4-5.6 IS STM レンズが付属しています。STM駆動により静かでスムーズなフォーカスを実現し、動画撮影時でも操作音が気になりにくい仕様です。手ぶれ補正機構も備わっているため、初心者でも失敗が少なく、旅行や日常のスナップに安心して使えます。
操作面では、バリアングル式の液晶モニターを搭載しており、ローアングルやハイアングル撮影、自撮りにも対応します。タッチパネルで直感的に操作できるため、スマホから移行する人でも違和感なく扱えるでしょう。Wi-FiとBluetoothにも対応しており、撮影した写真をその場でスマホに送信できる点も便利です。
総じてCanon EOS Kiss X10は、「初めての一眼レフ」として非常にバランスの取れた一台です。軽さと扱いやすさ、そして本格的な描写力を両立しており、家族写真や旅行スナップから、趣味としての風景・ポートレート撮影まで幅広く活躍します。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X5 レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II付属 KISSX5-1855IS2LK
EOS Kiss X5は2011年に発売されたエントリー向けのデジタル一眼レフで、当時のKissシリーズの中でも特に人気を集めたモデルです。エントリー機でありながらバランスの取れた性能と使いやすさを兼ね備えており、発売から年月が経った現在でも中古市場で根強い人気があります。
センサーは有効約1800万画素のAPS-C CMOSを搭載し、DIGIC 4映像エンジンによる処理で、自然な発色と安定した画質を提供します。ISO感度は100〜6400(拡張で12800)まで対応しており、暗所撮影でも一定の性能を発揮します。ファインダー撮影では9点AFを採用しており、中央のクロス測距点が特に正確なピント合わせに貢献します。
動画機能はフルHD撮影に対応しており、当時のエントリーモデルとしては十分な性能でした。液晶モニターは3.0型のバリアングル式を採用しており、ローアングルやハイアングルの撮影を快適に行えるのも大きな魅力です。タッチパネル機能はありませんが、物理ボタンとメニュー操作は直感的で、初心者でも比較的扱いやすい仕様になっています。
操作性に関しては、ボディが比較的軽量でありながらグリップがしっかりしており、長時間の撮影でも安定感があります。デザインもクラシカルで、当時のKissシリーズらしい親しみやすい外観です。
現行機種と比べれば連写速度や高感度耐性などの面で劣る部分はありますが、写真を基礎から学ぶための道具としては今でも十分に活用できます。特に中古価格が手頃なため、初めての一眼レフを試したい人や、サブ機として持ちたい人にとっては魅力的な選択肢です。
総じてEOS Kiss X5は、バリアングル液晶を備えたエントリー一眼レフの定番とも言える存在で、「写真を始めてみたい」というユーザーに寄り添った名機です。
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