ソニーから、レンズ一体型デジタルカメラ「RX10 V(DSC-RX10M5)」が2026年7月31日に発売されました。
一眼カメラのような大きなグリップと電子ビューファインダーを備えていますが、レンズ交換式ではありません。広角24mmから超望遠600mmまでを1本のレンズでカバーし、旅行や運動会、野鳥、飛行機、スポーツなどを1台で撮影できるカメラです。
約30コマ/秒の高速連写やAIを活用した被写体認識、4K 120p動画にも対応。前モデルのRX10 IVから約9年ぶりに登場した新型として、撮影性能や操作性が大きく強化されています。
一方で、ソニーストアでの販売価格は363,000円(税込)と、レンズ一体型カメラとしてはかなり高額です。また、本体重量も約1,111gあるため、誰にでもおすすめできる手軽なカメラとはいえません。
この記事では、RX10 Vの特徴やメリット、購入前に知っておきたい注意点、一眼カメラとの違いまで詳しく紹介します。
ソニーRX10 Vとは
RX10 Vは、ソニーのデジタルスチルカメラ「Cyber-shot RX10」シリーズの第5世代モデルです。
見た目や操作方法は一眼カメラに近いものの、レンズを取り外すことはできません。一般的には「高倍率ズームカメラ」や「ネオ一眼」と呼ばれるタイプにあたります。
最大の特徴は、35mm判換算24〜600mm、光学25倍のズームレンズを搭載していることです。
| 主な仕様 | RX10 V |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月31日 |
| 型番 | DSC-RX10M5 |
| センサー | 1.0型積層型Exmor RS CMOS |
| 有効画素数 | 最大約2,010万画素 |
| レンズ | 24〜600mm相当 |
| 開放F値 | F2.4〜4.0 |
| 光学ズーム | 25倍 |
| 最高連写速度 | 約30コマ/秒 |
| AF測距点 | 最大575点 |
| 動画 | 4K 120p対応 |
| ファインダー | 約368万ドットOLED |
| モニター | 3.0型チルト式タッチパネル |
| 手ブレ補正 | 光学式 |
| バッテリー | NP-FZ100 |
| 撮影可能枚数 | 約570〜630枚 |
| 重量 | 約1,111g |
| 記録メディア | SDカード1枚 |
| ソニーストア価格 | 363,000円(税込) |
RX10 Vの主な特徴
24mmから600mmまでをレンズ交換なしで撮影できる
RX10 Vには、35mm判換算24〜600mmに対応する「ZEISS バリオ・ゾナーT*」レンズが搭載されています。
24mm側では風景や建物、集合写真などを広く写すことができ、600mm側では遠くにいる野鳥や飛行機、スポーツ選手などを大きく撮影できます。
例えば、旅行先で街並みを広角で撮った直後に、遠くにいる動物を600mmで撮ることも可能です。レンズを交換する必要がないため、突然現れた被写体にも対応しやすくなっています。
開放F値は広角側がF2.4、望遠側でもF4.0です。一般的な高倍率ズームレンズは望遠側がF6.3前後になるものも多いため、600mm相当でF4.0を維持できる点は大きな魅力です。
広角でも望遠でも被写体に近づける
RX10 Vはズーム撮影だけでなく、近距離撮影にも強いカメラです。
広角24mm側ではレンズ先端から約3cm、望遠600mm側でも約72cmまで被写体に近づけます。
花や昆虫、料理、小物などを大きく写したいときは広角側、被写体から少し離れて背景を整理したいときは望遠側と、撮り方を使い分けられます。
交換レンズ式カメラでは、近距離撮影のためにマクロレンズが必要になる場合がありますが、RX10 Vなら追加のレンズを用意しなくても幅広い撮影に対応できます。
人物から野鳥、飛行機まで認識するAI AF
RX10 Vには、ソニーの一眼カメラαシリーズでも採用されているAIプロセッシングユニットが搭載されています。
認識できる被写体は次のとおりです。
・人物
・動物
・鳥
・昆虫
・車
・列車
・飛行機
認識対象を「オート」に設定すると、カメラが画面内の被写体を判断して自動的に認識します。
人物撮影では瞳だけでなく、頭部や胴体、体の姿勢まで推定します。顔が横を向いている場合や、ヘルメットやサングラスで顔の一部が隠れている場合でも、被写体を捉え続けやすくなっています。
最大575点の位相差AFに対応
オートフォーカスには、位相差検出方式とコントラスト検出方式を組み合わせたファストハイブリッドAFが採用されています。
位相差AFの測距点は、静止画・動画ともに最大575点です。前モデルのRX10 IVは最大315点だったため、より広い範囲で被写体を捉えられるようになりました。
画面内を動き回る子どもやペット、飛んでいる鳥、走行中の車など、動きを予測しにくい被写体を撮影するときに役立ちます。
AF・AE追随で最高約30コマ/秒の高速連写
RX10 Vは、電子シャッター使用時にAF・AE追随で最高約30コマ/秒の連続撮影に対応しています。
連写中にファインダー画面が暗くならないブラックアウトフリー撮影にも対応しているため、被写体の動きを確認しながら撮り続けられます。
JPEGのLサイズ・ファイン設定では、最大546枚の連続撮影が可能です。RAWでも最大156枚、RAW+JPEGでは最大141枚と、連写時の記録枚数にも余裕があります。
運動会の徒競走、野鳥が飛び立つ瞬間、スポーツ選手の動きなど、一瞬の表情や動作を逃したくない場面で強みを発揮します。
ただし、30コマ/秒で撮影すると大量の写真が記録されます。撮影後の確認や整理に時間がかかるため、常に最高速度を使用するのではなく、撮影する被写体に合わせて連写速度を調整したほうが使いやすいでしょう。
4K 120p動画に対応
動画撮影では、4K 120p記録に対応しています。
120pで撮影した映像を24pで再生すると、最大5倍のスローモーション映像を作れます。スポーツ、動物、乗り物、水しぶきなど、肉眼では確認しにくい動きを滑らかに表現できます。
4K 60pや4K 30pに加え、4:2:2 10bit記録、S-Log3、S-Cinetone、ユーザーLUTにも対応。趣味の動画撮影だけでなく、撮影後に本格的な色編集を行いたい人にも対応した内容です。
ただし、4K 120pでは画角がクロップされます。広角側で撮影したい場合は、撮影前に実際の画角を確認しておく必要があります。
動画撮影時にはアクティブ手ブレ補正を利用できる
RX10 Vには光学式手ブレ補正が搭載されています。
動画撮影では、光学式と電子式を組み合わせた「アクティブモード」を利用できます。広角側で歩きながら撮影するときだけでなく、望遠側で手持ち撮影するときにもフレーミングを安定させやすくなっています。
ただし、アクティブモードを使用すると画角が少し狭くなります。また、120p撮影時など、設定によっては利用できません。
電子ビューファインダーが見やすくなった
電子ビューファインダーには、約368万ドットの0.5型OLEDパネルが採用されています。
前モデルのRX10 IVは約236万ドット、倍率約0.70倍でしたが、RX10 Vは約368万ドット、倍率約0.78倍に向上しています。
表示速度は60fpsと120fpsから選択でき、120fpsに設定すると動いている被写体をより滑らかに確認できます。明るい屋外で液晶画面が見えにくいときや、望遠撮影でカメラを安定させたいときにも便利です。
大容量バッテリーNP-FZ100を採用
バッテリーには、ソニーのαシリーズでも使用されている大容量のNP-FZ100が採用されています。
静止画の撮影可能枚数は、液晶モニター使用時で約630枚、ファインダー使用時で約570枚です。前モデルのRX10 IVは約370〜400枚だったため、電池持ちは大きく改善されています。
USB Type-C端子からの充電やUSB給電にも対応しているため、長時間撮影ではモバイルバッテリーなどから給電することも可能です。
なお、充電用のACアダプターとUSBケーブルは付属していません。充電環境を持っていない場合は別途用意する必要があります。
防塵・防滴に配慮したボディ
屋外での野鳥撮影やスポーツ撮影を想定し、ボディは防塵・防滴に配慮した設計になっています。
突然の小雨や砂ぼこりがある場所でも使用しやすい構造ですが、完全防水ではありません。雨の中で長時間使用したり、水にぬれたまま放置したりすることは避けましょう。
RX10 Vを選ぶメリット
レンズ交換を考えなくてよい
RX10 Vの最大のメリットは、レンズ選びやレンズ交換に悩まなくてよいことです。
旅行や動物園では、広角で風景を撮りたい場面もあれば、遠くにいる動物を望遠で撮りたい場面もあります。レンズ交換式カメラでは複数のレンズを持ち歩く必要がありますが、RX10 Vなら本体1台で対応できます。
撮影中にレンズを交換しないため、交換している間にシャッターチャンスを逃しにくく、センサー部分にほこりが入る心配も抑えられます。
600mmでF4という明るさ
600mm相当まで撮れる高倍率カメラでありながら、望遠端の開放F値はF4.0です。
レンズのF値が小さいほど、同じ明るさの場所では速いシャッタースピードを使いやすくなります。動く被写体を撮影するときや、夕方など光が少なくなってきた場面で有利です。
ただし、1.0型センサーであるため、フルサイズカメラに600mm F4レンズを取り付けた場合と、背景のぼけや暗所画質が同じになるわけではありません。
写真も動画も1台で対応できる
約30コマ/秒の連写、AI被写体認識、4K 120p、マイク端子、ヘッドホン端子、デジタル対応のマルチインターフェースシューを搭載しています。
USB接続では最大4K 30pのライブストリーミングにも対応。Wi-Fiは2.4GHzだけでなく5GHzにも対応し、USB Type-C端子は最大10Gbpsのデータ転送に対応しています。
写真を中心に撮りつつ、ときどき高画質な動画も残したい人にとっては、非常に幅広く使えるカメラです。
購入前に知っておきたい注意点
価格は30万円を超える
RX10 Vのソニーストア価格は363,000円(税込)です。
レンズが付属しているとはいえ、APS-Cやフルサイズのミラーレス一眼カメラを購入できる価格帯です。
RX10 Vは単に高画質なコンパクトカメラというより、24〜600mmのレンズ、約30コマ/秒の連写、AI AF、高性能動画機能をまとめた特殊なモデルです。
600mmまで必要ない人や、望遠撮影をほとんどしない人にとっては、性能を使い切れず割高に感じる可能性があります。
重量は約1.1kgある
バッテリーとメモリーカードを含めた重量は約1,111gです。
レンズ交換が不要とはいえ、軽量なコンパクトカメラではありません。首から長時間下げたまま歩くと、重さを感じる可能性があります。
前モデルのRX10 IVは約1,095gだったため、新型は約16g重くなっています。バッテリーが大容量化されたことを考えれば重量増加は小さいものの、持ち運びやすさが大きく改善されたわけではありません。
旅行や登山で使用する場合は、ストラップやカメラバッグも含めて持ち運べるか確認しておきたいところです。
センサーは1.0型
RX10 Vのセンサーは1.0型です。
スマートフォンや一般的な小型コンパクトカメラより大きい一方、APS-Cやフルサイズの一眼カメラよりは小さくなります。
明るい屋外では高画質を期待できますが、暗い室内や夜間にISO感度を上げて撮影する場合は、APS-Cやフルサイズに比べてノイズが目立ちやすくなります。
人物撮影で背景を大きくぼかしたい場合も、大型センサーと明るい単焦点レンズを組み合わせた一眼カメラのほうが有利です。
RX10 Vは最高画質だけを追求したカメラではなく、画質とズーム倍率、機動力のバランスを重視したモデルと考えたほうがよいでしょう。
レンズ交換ができない
24〜600mmという非常に広い範囲を撮影できますが、レンズ交換はできません。
24mmより広い超広角撮影をしたい場合や、非常に明るい単焦点レンズを使いたい場合、特殊なマクロレンズを使いたい場合には対応できません。
また、レンズ部分に大きな故障が発生したときも、レンズだけを交換して使い続けることはできません。
液晶モニターは横に開かない
背面モニターは上下に動かせるチルト式です。上方向に約78度、下方向に約48度まで調整できます。
地面に近い位置や頭上からの撮影には便利ですが、横向きに開くバリアングル式ではありません。カメラの前に立って自分自身を撮影する場合は、画面を確認しにくくなります。
自撮りや1人での動画撮影を中心に考えている場合は、バリアングルモニターを搭載したカメラのほうが使いやすいでしょう。
SDカードスロットは1つ
記録メディアはUHS-I・UHS-II対応のSDカードですが、カードスロットは1つです。
2枚のカードへ同時記録することはできません。結婚式や仕事など、データ消失に備えて撮影時からバックアップを残したい用途では注意が必要です。
また、4K 120pや高ビットレート動画を撮影する場合は、撮影モードに対応する高速なSDカードを準備する必要があります。
内蔵フラッシュとNDフィルターは搭載されていない
RX10 Vには内蔵フラッシュと内蔵NDフィルターがありません。
暗い場所でフラッシュを使いたい場合は、マルチインターフェースシューに対応した外付けフラッシュが必要です。
また、日中に開放F値を使って動画を撮影したい場合や、シャッタースピードを遅くしたい場合は、72mm径の外付けNDフィルターを用意するとよいでしょう。
14bit RAW出力には対応していない
RAW形式での撮影には対応していますが、仕様表上、14bit RAW出力には対応していません。
一般的な撮影では大きな問題になりにくいものの、RAW現像でシャドーやハイライトを大幅に調整したい人や、作品制作で階調を重視する人は確認しておきたい点です。
RX10 VとRX10 IVの違い
RX10 Vは、RX10 IVの基本的な方向性を引き継ぎながら、AF、連写、動画、バッテリー、操作性を現代の水準へ引き上げたモデルです。
| 比較項目 | RX10 V | RX10 IV |
|---|---|---|
| レンズ | 24〜600mm F2.4〜4.0 | 24〜600mm F2.4〜4.0 |
| 有効画素数 | 約2,010万画素 | 約2,010万画素 |
| 画像処理エンジン | BIONZ XR | BIONZ X |
| 位相差AF測距点 | 最大575点 | 最大315点 |
| 被写体認識 | 人・動物・鳥・昆虫・車・列車・飛行機 | 人物・瞳AFなど |
| 最高連写 | 約30コマ/秒 | 約24コマ/秒 |
| 4K動画 | 最大120p | 最大30p |
| ファインダー | 約368万ドット | 約236万ドット |
| バッテリー | NP-FZ100 | NP-FW50 |
| 撮影可能枚数 | 約570〜630枚 | 約370〜400枚 |
| USB端子 | USB Type-C対応 | Micro USB |
| Wi-Fi | 2.4GHz・5GHz | 2.4GHz |
| 重量 | 約1,111g | 約1,095g |
レンズの焦点距離や開放F値、画素数には大きな変化がありません。そのため、明るい場所で静止している被写体を撮影した場合、RX10 IVから劇的に画質が変わるとは限りません。
一方で、動く被写体の認識、連続撮影、動画性能、バッテリー持ち、ファインダーの見やすさは大幅に進化しています。
RX10 IVから買い替える価値が高いのは、野鳥やスポーツ、飛行機など動く被写体を撮る人、4K 120p動画を使いたい人、バッテリー持ちに不満を感じている人です。
反対に、風景や静物を中心に撮影しており、現在のRX10 IVに不満がない場合は、急いで買い替えなくてもよいでしょう。
RX10 Vと一眼カメラはどちらがよい?
RX10 Vが優れているところ
RX10 Vは、24〜600mmを1台で撮影できる点が最大の強みです。
レンズ交換式カメラで同じ範囲をカバーするには、標準ズームと超望遠ズームなど、複数のレンズが必要になります。カメラ本体と複数のレンズを合わせると、荷物が大きく重くなる場合があります。
RX10 Vならレンズ交換の手間がなく、広角から超望遠へすぐに切り替えられます。
・旅行中にレンズ交換をしたくない
・野鳥や飛行機を600mmで撮りたい
・運動会で近くと遠くの両方を撮りたい
・写真と動画を1台で撮りたい
このような使い方では、レンズ交換式カメラより便利に感じる可能性があります。
一眼カメラが優れているところ
APS-Cやフルサイズの一眼カメラは、RX10 Vよりセンサーが大きいため、暗所画質や背景のぼけでは有利です。
レンズ交換によって、超広角、単焦点、マクロ、大口径望遠など、撮影目的に合ったレンズを選べることも大きなメリットです。
・夜景や暗い室内を高画質で撮りたい
・背景を大きくぼかした人物写真を撮りたい
・レンズを増やしながら撮影の幅を広げたい
・最高画質を優先したい
このような人には、レンズ交換式の一眼カメラが向いています。
RX10 Vは一眼カメラの代わりというより、レンズ交換をせずに幅広い被写体を撮ることへ特化したカメラです。
RX10 Vは花火撮影にも使える?
RX10 Vはマニュアル露出やバルブ撮影に対応しているため、三脚を使用した花火撮影も可能です。
24mmから600mmまで使えるため、近い会場では広角側、離れた場所からは望遠側と、観覧場所に合わせて構図を調整できます。レンズ交換をせずに画角を変えられる点は、花火撮影でも便利です。
一方で、24mmより広い画角にはできません。打ち上げ場所に非常に近い場合や、横幅のあるワイドスターマインを撮影する場合は、24mmでは全体が入りきらない可能性があります。
また、長時間露光や暗部の階調、RAW現像の自由度を最優先するのであれば、APS-Cやフルサイズの一眼カメラが有利です。
花火を撮影するためだけにRX10 Vを購入するというより、普段は野鳥や旅行、動物、飛行機などを撮り、花火撮影にも使いたい人に向いています。
RX10 Vがおすすめな人
RX10 Vは、次のような人におすすめです。
・野鳥や飛行機、スポーツを600mmで撮影したい人
・旅行先でレンズ交換をしたくない人
・運動会で広角から超望遠まで使いたい人
・動物園やテーマパークで撮影したい人
・写真と4K動画の両方を本格的に撮りたい人
・複数のレンズを持ち歩きたくない人
・RX10 IVのAFや動画性能に不満がある人
特に、何が現れるか分からない野鳥や旅行、イベント撮影との相性がよいカメラです。
反対に、次のような人にはあまり向いていません。
・小型で軽いカメラが欲しい人
・望遠600mmをほとんど使わない人
・背景を大きくぼかしたい人
・暗所画質を最優先する人
・自撮りやVlog撮影を中心に使いたい人
・レンズ交換を楽しみたい人
・できるだけ安くカメラを購入したい人
まとめ
ソニーRX10 Vは、24〜600mm F2.4〜4.0の高倍率ズームレンズに、最新のAI被写体認識や最高約30コマ/秒の連写、4K 120p動画を組み合わせたレンズ一体型カメラです。
広角から超望遠までを1台で撮影できるため、旅行、動物園、運動会、スポーツ、野鳥、飛行機など、レンズ交換をする余裕がない場面で大きな強みを発揮します。
一方で、価格は36万円を超え、本体重量も約1.1kgあります。センサーは1.0型で、レンズ交換もできません。単純に「一眼カメラより手軽で安いカメラ」と考えると、購入後にイメージとの違いを感じる可能性があります。
RX10 Vを選ぶ理由は、小ささや価格ではなく、24〜600mmをレンズ交換なしで使えることです。
超望遠撮影を含むさまざまな被写体を1台で撮りたい人にとっては、ほかでは代わりを見つけにくい魅力的なカメラといえるでしょう。

