冬になるとインフルエンザが流行し、体調管理を強く意識する季節になります。免疫ケアに役立つとされる乳酸菌飲料やヨーグルトを日々の習慣に取り入れたいと思っても、市販品を家族全員分買い続けると意外と負担が大きくなりがちです。毎日続けるほどコストが積み重なり、長く続けにくいという悩みも出てきます。
そこで注目されているのが、ヨーグルトメーカーを使った“自家製ヨーグルト作り”。ヨーグルトを牛乳に混ぜて発酵させるだけで、驚くほど簡単においしいヨーグルトが作れます。材料費はわずかで、量産できるので家族で続けやすいのが魅力です。また、甘酒・塩麹・発酵あんこなど発酵食品づくりも楽しめるため、日々の健康づくりに心強い味方になります。
今回は、毎日の健康習慣を無理なく続けたい家庭向けに、温度管理がしやすく失敗しにくいヨーグルトメーカーを5機種厳選しました。
ヨーグルトメーカー選びで重視したいポイント
温度調整の幅
タイマーの細かさ
牛乳パック対応の有無
容器の扱いやすさ
発酵食品への応用力
自家製ヨーグルトを継続するには、できるだけ失敗しにくく、手間が少ないモデルが向いています。
アイリスオーヤマ ヨーグルトメーカー IYM-016-W
毎日の習慣に取り入れやすい万能モデル
特徴
家庭用ヨーグルトメーカーの定番とも言える機種で、25〜65℃の幅広い温度設定に対応しています。自家製ヨーグルトだけでなく、甘酒・塩麹などの発酵にも使えるため、一台でさまざまな料理に活用できます。牛乳パックのまま発酵でき、容器の消毒が不要なので衛生面も安心。毎日続けたい家族向けにぴったりの使いやすさです。
基本スペック
温度設定
25〜65℃
タイマー
1〜48時間
容器
牛乳パック対応・専用容器付属
使いやすさ
日常向けの万能型
TANICA ヨーグルトメーカー YS-02GW
本格派の発酵に挑戦したい家庭にぴったり
特徴
発酵メーカーとして歴史があるTANICAは、温度精度の高さで人気があります。設定温度のブレが少ないため、雑味のないなめらかなヨーグルトに仕上がりやすく、発酵食品の質にこだわりたい人に最適です。容量も大きめで、家族分をまとめて仕込めます。機能性が高く、長く使える安心感のある一台です。122ページのレシピ集が付属されており本格的な発酵食ライフが始められます。
基本スペック
温度設定
25〜70℃
タイマー
1〜48時間
容器
大容量容器
使いやすさ
本格派の高精度タイプ
DANKE 発酵ヨーグルトメーカー 甘酒メーカー DK-YGM01
ヨーグルトも甘酒も楽しめる多用途モデル
特徴
ヨーグルトだけでなく、甘酒・発酵あんこ・温泉卵など幅広いメニューに対応した多機能モデルです。温度設定が細かく調整でき、初めての人でも扱いやすいのが魅力です。発酵料理に興味がある家庭や、甘酒をよく飲む家族に特に向いています。インテリアになじむ落ち着いたデザインで、キッチンに置きっぱなしでも邪魔になりません。
基本スペック
温度設定
25〜65℃
タイマー
最大99時間
容器
専用容器付属
使いやすさ
発酵食を広く楽しめるタイプ
ヨーグルトメーカー (VYG-30) ホビナビ yom001-wh
牛乳パックで手軽に作れる入門向けモデル
特徴
シンプルな構造で扱いやすく、初めてヨーグルトメーカーを使う家庭にぴったりです。牛乳パックをそのままセットして作れるため、洗い物が少なく衛生的。温度設定・タイマーの幅も十分で、自家製ヨーグルトづくりに必要な条件をしっかり満たしています。価格も手頃で、まずは始めてみたいという人に向いています。
基本スペック
温度設定
25〜60℃
タイマー
1〜48時間
容器
牛乳パック対応
使いやすさ
入門しやすい軽量タイプ
ビタントニオ ヨーグルトメーカー (VYG-30)
牛乳パックで簡単に作れる時短モデル
特徴
ビタントニオのVYG-30は、シンプルで使いやすい設計が魅力のヨーグルトメーカーです。牛乳パックをそのままセットできるため、衛生的で後片付けの手間も少なく、忙しい日でもストレスなく続けられます。25〜70℃の温度設定と最大99時間のタイマーに対応しているため、ヨーグルトづくりに必要な発酵条件をしっかり満たす万能型です。ヨーグルトのほか、甘酒や発酵ドリンクにも対応でき、毎日の健康管理にも役立つ機種です。
基本スペック
温度設定
25〜70℃
タイマー
0.5〜99時間
容器
牛乳パック対応
使いやすさ
初心者でも扱いやすいシンプルタイプ
自家製ヨーグルトづくりに最適な温度と時間
ヨーグルトは、種となる乳酸菌の種類によって発酵に適した温度が異なります。市販ヨーグルトを使って作る場合は、元のヨーグルトの性質に合わせて温度と時間を調整することで、失敗しにくくなめらかな仕上がりになります。
以下は一般的に安定しやすい温度と時間の目安です。
プレーンタイプ(一般的なヨーグルト)
扱いやすく、失敗が少ない基本パターンです。
温度
40℃前後
時間
7〜10時間
仕上がりの特徴
酸味が控えめでマイルド。固まりやすく、初心者でも安定。
整腸系(ビフィズス菌などのタイプ)
少し低めの温度帯が必要です。
温度
35〜38℃
時間
8〜12時間
仕上がりの特徴
とろっとした食感になりやすく、秋冬の発酵にも向く。
しっかり固めたい時(ギリシャヨーグルト風)
濃厚に仕上げたい時の設定です。
温度
40℃程度
時間
12時間前後
仕上がりの特徴
水切りしなくても少し硬めになる。濃厚でコクが出る。
とにかく早く作りたい場合
温度を少し高めにすると発酵が早まりますが、酸味が出やすい点には注意。
温度
43〜45℃
時間
5〜6時間
仕上がりの特徴
手早く作れるが、酸味は強め。
保存の目安
冷蔵庫で3〜4日が基本の安心ラインです。
大量に作った場合は、密閉容器に入れて早めに食べ切ると安心です。
快適に作るためのワンポイント
ヨーグルトメーカーを使う際、以下を守ると仕上がりが安定します。
牛乳は成分無調整が最も固まりやすい
雑菌を避けるため、スプーンや容器は清潔に
牛乳パックのまま作れるタイプは失敗が少ない
設定したら触らずにそのまま放置すること
これらを守るだけで、自宅でもなめらかでおいしいヨーグルトが作れます。
まとめ
毎日買うより、自宅で作る方が続けやすい
自家製ヨーグルトは、材料を混ぜてセットするだけで簡単に作れるうえ、コストも市販より大幅に抑えられます。家族全員で健康的な習慣を続けたい時、ヨーグルトメーカーはとても頼れる存在です。市販のカップヨーグルトを毎日食べるより、ヨーグルトメーカーで手作りした方が経済的。 4人家族で1カ月、120食分の場合…コストは約1/5!
健康を意識したい季節こそ、自家製ヨーグルト習慣を取り入れてみてください。







