2025年、テーマパークや楽しむ旅先で「一眼カメラ」を持って思い出を“作品”として残したい方へ。10万円台のミラーレス一眼カメラの選び方と、特におすすめできる5機種のポイントを解説します。
この記事では「Dオタ」視点で、混雑・暗め・動きの早い被写体が多いシーンでも使いやすい条件を中心にご紹介します。
なぜテーマパークにはミラーレス一眼がぴったりか
スマホやコンパクトデジタルカメラでも撮影自体は可能ですが、テーマパークでこそ「ボケ感」「高感度」「動体対応」「レンズ交換」の価値が発揮されます。例えば、アトラクション待ちの暗めの屋内、パレード・ショーの動きある被写体、夜のイルミネーションなど、撮影条件が多岐にわたります。
こうした場面で「本格的だけど重すぎず」「画質が良くて持ち運びしやすい」ミラーレス一眼が好まれます。2025年時点でミラーレスの技術も進み、初心者でも扱いやすくなっています。
選び方:テーマパーク志向で押さえたい6つのポイント
以下の条件をクリアしておくと、テーマパークでの撮影がぐっと楽しくなります。
センサーサイズと“画」質・携帯性バランス
ミラーレス一眼には「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」などがあります。フルサイズは画質・背景ボケともに優れますが、サイズ・重さ・コスト面で重くなりがちです。一方APS-Cやマイクロフォーサーズは軽量・携帯性に優れ、旅先での取り回しに強みがあります。
テーマパークで一日中撮るなら、携帯性を優先しつつ画質もある程度欲しいという意味でAPS-Cあたりがバランスの良い選択です。
レンズ交換式という選択肢
ミラーレス一眼を選ぶ最大のメリットのひとつが、レンズ交換による表現力の広がり。例えば、「夜をきれいに撮りたい」「ポートレートっぽく背景をぼかしたい」「遠くのショーを望遠で撮りたい」といったシーンに対応できます。旅先での“ここぞ”という瞬間や思い出に強さがあります。
動きもの・暗所対応のAF・手ぶれ補正
テーマパークでは歩きながら、動き回るキャラクター、ショーのライト、動きの早い乗り物など、被写体が静止していないシーン多数。自動フォーカス(AF)の精度や追従性能、さらにボディ内手ぶれ補正(あるいはレンズ内補正)の有無が撮影成功率を左右します。薄暗くても手持ちで撮れる安心感がある機種を選びたいです。
操作性・持ち運びのしやすさ
一日中歩き回るテーマパークでは、カメラの重さ、グリップの持ちやすさ、液晶モニターの可動性(バリアングル/チルト)、そしてスマホ連携(撮った写真を即SNS投稿)などが効いてきます。重さばかりが軽くても操作が煩雑だと疲れてしまうため、「持っていて気楽かどうか」を体感で確かめるのがおすすめです。
予算「10万円台」の意味
10万円台(ボディ+キットレンズ込みで、概ね10〜20万円前後)という価格帯は、初心者でも手が届きやすく、しかも性能的にもテーマパーク撮影に十分な機種が多くなってきたボリュームゾーンです。予算を抑えつつ“満足できる1台”を選ぶなら、この価格帯をターゲットにするのが賢い選び方です。
将来性・システム拡張性
カメラはボディだけではなく、将来的なレンズ交換やアクセサリーの追加も視野に入れて選ぶと長く使えます。マウント規格、レンズラインナップ、サードパーティアクセサリーの有無もチェックする価値があります。特にテーマパーク旅行がこれから定期的な楽しみならば、拡張性を見ておくことが後悔を防ぎます。
選ぶときの注意点・落とし穴
良いカメラを選ぶ際にも“引っかかり”になりやすいポイントがあるので、しっかり押さえておきましょう。
まず「重さ・荷物増加」です。レンズ交換式ゆえに“レンズを1本だけ”でも持ち歩くと荷物になります。テーマパークで疲れて撮るのをやめてしまうというのはかなり勿体ないので、軽量構成を意識してください。
次に「レンズキット以外の出費」です。ボディ+キットレンズは予算内でも、予備バッテリー、メモリーカード(高速タイプ)、カメラバッグなどを揃えると追加コストが発生します。出発前にアクセサリーを整えておくと安心です。
さらに「レンズ交換のハードル」です。始めはキットレンズで十分ですが、明るい単焦点レンズや望遠ズームを追加するかどうかも予め考えておくと良いでしょう。将来交換するかどうかを意識してマウント選びをすると後悔しにくくなります。
最後に「実際に手に取ること」の重要性です。自分の手の大きさ、肩掛けストラップのフィーリング、モニターの操作感などは、スペックだけではわかりません。可能であれば量販店で触って確かめてから購入を検討してください。
テーマパーク撮影でさらに楽しむための活用コツ
カメラを選んだあと、撮影をより楽しむためのコツもご紹介します。まず“動きを予測して構える”習慣を付けると、アトラクションやキャラクター登場時にシャッターチャンスを逃しづらくなります。また、夜景やイルミネーションでは三脚は難しいですが、手持ちでもブレにくくするためにボディ内手ぶれ補正や高感度性能が頼りになります。さらに、撮影後すぐにスマホへ転送できる機種なら、インスタグラム投稿もスムーズで“その場でシェア”という楽しみも加わります。
まとめ:テーマパーク撮影で失敗しない10万円台ミラーレスの選び方
今年2025年のテーマパーク撮影において、10万円台という予算内で「性能的に安心できて」「持ち運びが苦にならず」「将来も使える」ミラーレス一眼カメラは十分に選び得る存在です。重要なのは“自分がどんなシーンでどこまで撮りたいか”を明確にして、それに最適なバランスを見つけることです。紹介した5機種の中から用途・スタイルに合った1台を選び、次のテーマパークで“最高の一瞬”を形にしてください。
2025年Dオタ厳選!テーマパークに10万円台ミラーレス一眼おすすめ5選
Canon EOS RP~激安なのにフルサイズセンサータイプ~
初めてのフルサイズを手頃に楽しめるミラーレスとして支持されているモデルです。テーマパークの夜景や室内ショーのような暗所でも、フルサイズならではの美しい描写で思い出を残せます。軽量ボディで一日中持ち歩いても負担になりにくく、旅撮影にぴったりです。
センサーと画質
約2620万画素のフルサイズCMOSセンサーを採用しています。大きなセンサーによる高い集光力で、夜のパレードや屋内の少し暗いシーンも自然で鮮明に記録できます。背景がふんわりとボケた写真も撮影しやすく、スマホでは出せない奥行きのある表現が叶います。
レンズマウントと互換性
RFマウントを採用しており、最新の明るい単焦点レンズや高性能ズームレンズが使用できます。加えて、アダプターを使用すればEFレンズやEF-Sレンズも装着可能です。これまでのレンズ資産を活かしたい方にも便利な構成です。
オートフォーカス性能
デュアルピクセルCMOS AFを搭載しており、動く被写体にも素早く、正確にピントが合います。テーマパークのキャラクターやショーの一瞬を捉えやすく、連写は約5コマ/秒で日常シーンも余裕をもって撮影できます。
動画撮影
4K動画撮影に対応しています。バリアングル液晶を備えているため、自撮りやアトラクションの待ち時間に軽いVlogを撮るのにも使いやすい仕様です。クロップが入る点だけ把握しておくと安心です。
操作性と携帯性
軽量でコンパクトなボディのため、長時間の散策にも向いています。液晶モニターは自由に角度を変えられ、ローアングルやハイアングルの撮影もスムーズです。スマホ転送にも対応しており、その場でSNSへ投稿できる手軽さも魅力です。
拡張性
RFマウントのレンズラインナップは急速に充実してきており、将来のレンズ追加にも適した環境が整っています。まずはキットレンズから始め、明るい単焦点や望遠レンズなどを後から増やしたい方に向いています。
注意点
ボディ内手ぶれ補正は非搭載のため、夜景や暗所では手ぶれしにくいレンズを選ぶか、シャッター速度に気を配ると安定します。動画撮影時のクロップもあるため、動画主体で使う場合は用途に合わせた設定が必要です。
また、電池の持ちがEOS R10に比べると悪いです。
まとめ
Canon EOS RPは、10万円台という価格帯でフルサイズのメリットを存分に体験できる一台です。高画質・軽量・扱いやすさのバランスが良く、テーマパークや旅行先の撮影をワンランク上に引き上げてくれます。写真を趣味として継続したい人、作品として残したい人にも十分な性能を備えています。
ボディのみはこちら
Sony α6400~ソニーマウントのレンズなので、レンズを今後買う時、他より安めに購入できる~
初めてのAPS-Cミラーレスを探している方にぴったりな軽量&高性能モデル。テーマパークでの撮影や旅先でのスナップでも安心して使える仕様です。
センサーと画質
APS-Cサイズ(23.5 × 15.6 mm)Exmor® CMOSセンサーを搭載しており、有効画素数は約2420万画素。高画質ながらボディはコンパクトに抑えられており、背景ぼけも楽しめるクオリティです。
マルチショットやダイナミックレンジ最適化も備えていて、明暗差のあるテーマパークのシーンでも安心です。
レンズマウントと互換性
マウントは Sony E マウント。純正Eマウントレンズだけでなく、多くのサードパーティレンズも選択肢に入ります。旅先で「レンズ1本+ボディ」で持ち歩きたいという用途にも向いています。
オートフォーカスと動体対応力
425点の位相差AFポイントを搭載。リアルタイム瞳AF、リアルタイムトラッキングも備え、動きの多いシーン(キャラクター登場・パレード・アトラクション)でもピントを捉えやすい構成です。また、連写速度は秒約11コマまで対応し、シャッターチャンスを取り逃がしにくくなっています。
動画機能とライブビュー
UHD 4K(3840×2160)撮影対応。液晶モニターは180度(または上方向)に可動・チルト可能なため、自撮りやローアングル/ハイアングル撮影にも対応しやすいです。旅先の思い出を動画でも残したい方に適しています。
操作性と携帯性
本体サイズ・重量ともに非常にバランスが良く、一日中テーマパークや街歩きをする際も負担が少ない設計です。液晶可動、スマホ連携(Wi-Fi/Bluetooth)もサポートされており、「撮ってすぐSNSに投稿」などにも便利です。
拡張性・将来性
APS-Cというマウント・画面サイズの中でも定番となっているモデルなので、将来的なレンズ追加(明るい単焦点/望遠ズームなど)を視野に入れても安心です。旅+日常+作品づくりまで幅広く活用可能です。
注意点・補足事項
ボディ内手ぶれ補正(IBIS)は搭載されていません。暗所・夜景撮影が多いなら、手ぶれ補正付きレンズを選んだり、シャッター速度に気をつける必要があります。動画撮影時には画角クロップが入る場合もあるため、選ぶレンズや設定を少し意識すればより安心です。
まとめ
Sony α6400は、10万円台(ボディ+キットレンズが概ねそのあたり)で手に入るミラーレス一眼として、テーマパーク撮影や旅スナップに非常におすすめの一台です。軽量なのにAF・画質ともにしっかりしており、手軽に“ひとつ上の撮影体験”を求める方には最適と言えます。どなたでも使いやすく、でもこだわりも満たせるバランスモデルとして、ぜひ選択肢に入れていただきたいです。
ボディのみはこちら
Nikon Z50 II~家電専門店のカメラ担当が値段をつけ間違えていると感じるカメラ~
初めての高性能APS-Cミラーレスとして、旅先やテーマパーク撮影にぴったりな一台。軽量ながら撮影機能が充実しており、10万円台の予算で「画質・携帯性・使いやすさ」を両立したい方におすすめです。
センサーと画質
有効約2,090万画素のAPS-Cサイズ(23.5×15.7mm)CMOSセンサーを搭載。新しい画像処理エンジン「EXPEED 7」を採用し、暗所撮影や高感度撮影にも強くなっています。旅先の夕暮れや室内ショーなど、光量が少ないシーンでも安心して撮影できます。
静止画では広いダイナミックレンジが期待でき、背景のぼけ味を活かしたスナップも楽しめます。
レンズマウントと互換性
マウントは「Zマウント(ニコンZマウント)」を採用。Z DXレンズ(APS-C用)ラインナップも安定しており、将来明るい単焦点や望遠ズームにステップアップしやすい設計です。加えて、Fマウントレンズ用のアダプターを使えば既存資産も活用可能なので、“最初の1台”としても安心です。
オートフォーカス・動体対応力
9種類の被写体(人、動物、車、飛行機など)を自動検知・追尾する被写体検出AFを備え、動きの速いシーンでもピントを合わせやすくなっています。連写性能も強化され、瞬間的な表情やキャラクターの動きを捉えるのに適しています。
動画・ライブビュー機能
UHD 4K動画(60p)対応、10bit撮影やLog撮影(N-Log)も視野に入った仕様です。バリアングル液晶を搭載しており、ローアングル・ハイアングル・自撮りにも対応しやすく、旅先でのVlogやSNS用動画を撮りたい方にも適しています。
操作性と携帯性
本体は軽量・コンパクトな設計で、テーマパークの1日撮影においても肩や腕への負担が少なめです。可動式液晶、スマートフォン連携(Wi-Fi/Bluetooth)も備わっており、撮ったその場でSNSにアップするような使い方にもマッチします。
拡張性・将来性
APS-Cモデルながら“将来レンズを増やしたい”、あるいは“旅先+日常+作品づくり”まで広げたいユーザーにも対応できる仕様です。Zマウントの拡張性があるため、長期間使っていくカメラとしても十分な余地があります。
注意点・補足事項
ボディ内手ぶれ補正(IBIS)は搭載されていないので、暗所撮影や手持ちでの動画撮影が多い場合は手ぶれを意識する必要があります。レンズ側手ぶれ補正付きのモデルを選ぶか、三脚や一脚を持参するのも有効です。また、APS-Cサイズなので、背景のぼけ味や超望遠撮影で「フルサイズ機と比べて物足りなさを感じる場面があるかもしれません」といった点も想定内に入れておくと安心です。
まとめ
Nikon Z50 IIは、10万円台で購入可能なAPS-Cミラーレスの中でも「画質・携帯性・機能」のバランスに優れたモデルです。テーマパークや旅行で「この瞬間をきれいに撮りたい」「スマホ以上のクオリティを手軽に楽しみたい」という方にとって、非常に魅力ある選択肢といえます。初めての本格カメラとして使い始め、その後じっくりレンズを増やしていける点も大きなメリットです。
ボディのみはこちら
Canon EOS R10~動画撮影にも強みがあるので、ショー・パレードにもおすすめ~
初めての本格ミラーレス一眼に最適なAPS-Cサイズモデルとして、旅先・テーマパークでの撮影にもぴったりな設計が魅力です。軽量で持ち歩きやすく、そして動きのある被写体にも対応する高性能。以下、詳細スペックを小見出し付きで整理します。
センサーと画質
24.2メガピクセルのAPS-Cサイズ(おおよそ22.3×14.9mm)CMOSセンサーを搭載し、1.6倍のクロップファクターを持つ設計です。静止画サイズは6000×4000ピクセル。処理エンジンに「DIGIC X」を採用しており、画質・処理スピードともに期待できます。
感度範囲はISO100~32000(拡張でISO51200まで)対応。暗めの屋内や夕暮れ時の屋外撮影でも安心感があります。
レンズマウントと互換性
キヤノンの「RFマウント(RF/RF-S)」を使用。APS-C用のレンズ(RF-S)も用意されており、将来レンズ交換を前提にするなら拡張性があります。加えて、EF/EF-Sレンズを装着できるアダプター使用も可能なので、既存レンズ資産がある方にも便利です。
オートフォーカスと動体撮影対応
「Dual Pixel CMOS AF II」方式を搭載し、被写体検出・追従性能が高められています。AFエリアは広く、動きの早い被写体(キャラクター、乗り物、パレード)でもピントを捉えやすい仕様です。
連写性能としては、機械シャッターで最大15コマ/秒、電子シャッターで最大23コマ/秒という高速連写を実現しています。動きのある場面で“シャッターチャンスを逃さない”助けになります。
動画機能とライブビュー対応
UHD 4Kでの動画撮影に対応し、4K/30p(100%センサー読み出し)あるいはクロップありで4K/60p対応です。1080pで最大120fpsスロー撮影も可能です。可動式(バリアングル)液晶モニターを備えており、ローアングル・ハイアングル・自撮り撮影にも力を発揮します。
Wi-Fi/Bluetooth接続でスマートフォンとの連携もスムーズ。撮ったその場でSNS投稿という使い方も視野に入ります。
操作性と携帯性
本体重量は約429g(バッテリー・カード含む)という軽量設計。長時間歩き回るテーマパークでの撮影でも疲れにくく、肩掛けストラップ・斜め掛けスタイルでも扱いやすいです。グリップ形状・操作系も初心者から使いやすい設計に配慮されています。モニター可動&スマホ連携など、撮影→即投稿まで視野に入れた仕様です。
拡張性と将来性
RFマウントのレンズ群は今後も拡充されており、まずはキットレンズからスタートして、将来「明るい単焦点レンズ」や「望遠ズーム」を追加したいという方にも対応可能です。APS-Cというサイズながら、将来ステップアップを見据えて長く使える1台となり得ます。
注意点・補足事項
ボディ内手ぶれ補正(IBIS)は搭載されていないため、暗所撮影や手持ち動画撮影が多い場合には手ぶれを意識する必要があります。動画用途を重視する場合、手ぶれ補正付きレンズを併用するかジンバル等を検討した方が安心です。さらに、RF-Sレンズのラインナップがまだ限定的なため、レンズ選びの幅を重視する方にはやや制限を感じる可能性があります。
まとめ
このCanon EOS R10は、旅先やテーマパークというシーンにおいて「手軽さ・画質・動体対応」のバランスが非常に優れたミラーレス一眼です。10万円台前半〜中盤で購入可能な範囲におさまることも多く、“初めての一眼カメラ”としても十分選択肢に入ります。背景ぼけを活かしたスナップ、夜シーンの撮影、歩きながら・撮ってすぐSNS投稿という流れまで幅広く応えてくれます。ミラーレス一眼を始めたい方には大変おすすめの1台です。
Nikon D7500~高性能なのに、型が古めなので激安~
初心者から中級者へステップアップを目指す方に最適なAPS-C一眼レフとして評価される一台です。テーマパーク撮影のような動きのある被写体や、旅先でのスナップにおいて十分に頼れるスペックを備えています。
センサーと画質
有効画素数約2,090万画素、サイズは23.5×15.7mmのAPS-C(NikonではDXフォーマット)センサーを搭載しています。画像処理エンジンには「EXPEED 5」が採用されており、ノイズ耐性や高感度撮影性能も頼れます。光量の限られた屋内シーンや夕暮れの屋外でも、画質を妥協せず撮ることが可能です。
このセンサー・エンジン組み合わせは、上位機種にも採用されている信頼のある構成です。
レンズマウントと互換性
マウントは「Nikon Fマウント」で、豊富なレンズ資産が使える環境です。DXフォーマット用レンズだけでなく、旧来のFマウントレンズも選択肢に入るためレンズの将来的な拡張性も確保されています。旅先やテーマパークでの撮影において「レンズ交換により広角〜望遠まで使いたい」という方にはメリットの多い構成です。
オートフォーカス・動体撮影対応
51点のAFシステム(そのうち15点がクロスタイプ)を搭載し、被写体の動きに対しても安定した捕捉力があります。連写性能も毎秒8コマ(8fps)まで対応しており、キャラクターが動いた瞬間やショーの合間など「シャッターチャンスを逃したくない」シーンで力を発揮します。
また、-3EVレベルまでの低光量でもAF可能という仕様も、暗めの屋内パレード撮影では心強いポイントとなります。
動画・ライブビュー機能
4K UHD動画(30p)撮影に対応しており、旅先での動画収録を視野に入れた使い方も可能です。液晶モニターは3.2インチ・チルトタイプを備えており、ローアングル・ハイアングル撮影や地面付近のスナップなどにも応じやすい作りです。
ただし、動画AFや手ぶれ補正という点では最新のミラーレス機に軍配が上がるため、動画をメインに考える場合はその点を留意しておくと安心です。
操作性と携帯性
本体重量は約640g(ボディのみ)という比較的軽量な設計です(同社製品としては)。グリップがしっかりしており一日中テーマパークを歩きながら撮影しても手首・腕への負担が少ない点もメリットです。液晶の可動、スマホ連携(Wi-Fi/Bluetooth)機能も備えられており、撮ったその場でSNS投稿を視野に入れた使い方にも向いています。
拡張性・将来性
Nikon Fマウントのレンズ群は非常に充実しており、まずはキットレンズから始めて、将来的に「明るい単焦点」「望遠ズーム」「マクロ」など用途に応じてレンズを追加していきたい方にも対応しやすい環境が整っています。また、本機は中級機の位置づけとして“長く使える一台”としても評価されています。
注意点・補足事項
ボディ内手ぶれ補正(IBIS)は搭載されていないため、暗所・手持ち動画撮影が多い環境では手ぶれ対策(手ぶれ補正付きのレンズや三脚・一脚)を検討する必要があります。さらに、動画撮影時のAFやライブビュー機能では最新ミラーレス機に比べると少し劣るというレビューもあるため、動画比率が高めの方は用途に応じて機種選びを慎重に行った方が良いでしょう。
まとめ
Nikon D7500は、「写真をしっかり残したい」「旅先・テーマパークで動きある被写体も撮りたい」「将来的にレンズを増やしていきたい」という方に適した一眼レフカメラです。性能・携帯性・拡張性のバランスが優れており、スマホやコンパクト機からのステップアップにもおすすめです。写真を本格的に楽しみたい方には、十分に満足できる性能を備えています。



